・『W.E.W. - 4 Events』 − Region 1 ?


 Studio: Bci Eclipse Company
 DVD Release : June 24, 2003

 ・Color
 ・Number of discs: 2
  Totalruntime: 210 minutes

 ASIN: B00009PJTC

両面ディスク2枚組で、それぞれの面に「W.E.W Vol.1」から「W.E.W Vol.4」までが収録され
ています。画質、音質共に良いかとは思いますが、残念ながら
編集が雑。4枚組みなのに
試合のダブリが多数、
ってだけでなく試合が急に終わったり、イキナリ違う場面になったり

バラバラ過ぎて、抗争の過程やその試合までのストーリーラインを追えなかったりするのが
残念と言えば残念なトコロかな。

・まぁ
両面2枚組みなんだけど、実質3時間程度、本来ならDVD1枚に収録出来る筈の容量
なのは困りものですが(いちいち交換が面倒くさい)。

・あとジャケットにある「DVD SPECIAL FEATURES」ってあるけど、「FEATURE PROGRAMS」
って何の事? あと、タイトル画面での「PLAY」と「SCENE SELECT」が選択出来るのを「DVD
SPECIAL FEATURES」って言い張る気が君らぁ!

・で、内容ですが…

・日本の女子プロレスと比べると非常にノンビリとした内容が殆ど。と言うか、基本的に技術の
攻防を観る、というよりもキャットファイト的と言うかビア・ガーデンの女相撲的と言うか…

 グダグダな技、へっぴり腰のダイブ、かかってない関節技、後頭部ぶつけて痛そうなバンプ、
と試合そのものを褒める気にはあんまりなれないのですが、それでも最後までこのソフトを面白
く感じれたのは、兎にも角にも観客達。コレに尽きます。

 決してメジャーではないこの団体、やってる事も不要に過剰な肌の露出以外観るべき部分は
殆ど無い、ってのは言い過ぎにしても、試合で褒められるトコは私には殆どありません。

 しかし、観客の熱いこと、熱いこと。かつての昭和新日本並に熱い上に、エンターテイメントの
お国・アメリカの観客らしく容赦がありません(笑)。
 ちょっとでもダレると
「Boring! Boring!」

 技をミスしようものなら
「YOU FUCK UP!」
 の大チャント。勿論、巧いトコロや意外なトコロ、よく頑張ってやった、ってトコロでは暖かい
歓声や拍手もあるんですが、ヒールに対する罵声とか本当に容赦しねぇです。

 んで。

 そういうのを観ていると、ある意味でアメリカという国におけるプロレスという娯楽の原風景の
ようなモノを観ているような気がしますが、まぁそれは褒め過ぎでしょうね(笑)。かつてのフレッド
・ブラッシーらオールド世代のヒールは本気で怒った観客達に襲われたり刺されたり撃たれたり
する事もあったのを思えば、基本的にこの観客は優しい方かと思います。

 しかし観客として来ている以上、楽しむ事を前提にしてますから、ノリの良さと容赦の無さは
当然の事なのかもしれません。逆に言えば、日本でこういう興行があったとしても、ここまでの
ノリと容赦の無さがあるのか? と言えば「まず、あり得ない」でしょうね… そういう意味では
日本のファンの方が興行や芸能ごとに対して寛大っか寛容なのかもしれませんね。

・あと、メジャーであるWWEの影響力(ギミックや技とかのパクリね)等も面白かったです。
それだけWWEがデカイ、って事ですが、それを臆面も無くパクってる姿勢も含めて私的には
オッケーでした。

・でも、繰り返しになりますが、
日本の女子プロレスのような技の精度やハードヒッティング等の
高い技術とバンプを期待していると痛い目を見ますので御注意をば。


・まぁお酒でも飲みながらダラダラ〜っと観るのがいいんじゃぁないんでしょうかね、コレ?


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