・『The Harold Lloyd Comedy Collection Vol. 1 (1923)』- Region 1


 Studio: New Line Home Video
 DVD Release Date: November 15, 2005
 Run Time: 128 minutes

 Aspect Ratio: Full Frame
 Available Subtitles: English, Spanish
 Available Audio Tracks:
 English (Dolby Digital Mono)

 SPECIAL FEATURES:
 ・Disc 1
  ・Audio Commentary:
  ・Production Galleries
 ・Disc 2
  ・Featurette: Harold's Hollywood - Then and Now
  ・Production Galleries

 ・え〜、収録内容は

  ● Disc 1:
   『Safety Last! (『ロイドの要心無用』(1923))』 - 73 min
   『An Eastern Westerner (1920)』 - 24 min
   『Ask Father (1919)』 - 13 min
   『Girl Shy (猛進ロイド(1924))』 - 80 min
   『From Hand to Mouth (1919)』 - 22 min

  SPECIAL FEATURES:
    ・Audio Commentary: Leonard Maltin and Richard Correll (Safety Last!)
    ・Production Galleries (21)
    ・DVD-ROM / ONLINE FEATURES

  ● Disc 2:
  ・Side - A
   『The Milky Way (『ロイドの牛乳屋』(1936))』 - 102 min
   『The Cat's Paw (『ロイドの大勝利』(1934))』 - 88 min

  SPECIAL FEATURES
    ・Featurette: Harold's Hollywood - Then and Now (約9分)
    ・Production Galleries (8)
    ・DVD-ROM / ONLINE FEATURES

  ・ Side - B
   『Why Worry? (『巨人征服』(1923))』 - 63 min

  SPECIAL FEATURES
    ・Production Galleries (6)
    ・DVD-ROM / ONLINE FEATURES

  
…っとなっております。

 ・さて。

  所謂三大喜劇王チャップリン、キートン、ロイド、の中では私的にどうにもロイドは一段格落ちな印象が
 ございましてな。二の線だからリアクションのパターンが少なく予想がつきやすい、とか、結局何だかんだ
 で高登り、とか昔に何本か観た時にそういう印象を持ってからというもの、あえて敬遠をしておりましたが
 「しかしそれは正しいのだろうか?」
  って事でオーダーしてみた一品。

  で、観直してみると
 ロイドという人は軽業的なものやリアクションよりも何となくスカした台詞や表情とか仕草とか細かい部分
 で笑わせるのが一番合っているタイプなんだろうなぁ… とは思ったものの、その分だけサイレントでも
 トーキーでも台詞が多くなっているのは辟易としましてなぁ… 1つ1つのギャグ自体は決して嫌いじゃぁ
 ないんですよ。ただ、チャップリンほど1つの芸が洗練されているでなし、キートンほどにアイディアとそれ
 をこなす身体能力に恵まれているのでもない彼だとしても、本当に台詞でなければ伝わらないシーン、
 お話なのかね? って観ていて疑問に思うような作品って個人的にはノれんのですよね… いやまぁ彼
 のウリである高登りは凄いたぁ思うんですけど、それがクライマックスっか最後の最大の見せ場になって
 いる作品が続くと、ねぇ…

  ただこれは、湿度の低いドライなスラップスティック(ドタバタ、アチャラカでも可)なキートンが大好きな
 私の感想、ですので御注意をば。

 ・ …っというのは兎も角として、DVDソフトとしてはかなりいいんじゃないんでしょうか。
 画質のマスタリング具合は本当に良くて実にシャープで、それでいてチラつきやギャザっかジャギってる
 ようでもありません。元がナニセ70年以上前のものですが、非常に良い画質だと思いますし、トーキー
 の音声も時代を考えれば聴き取り易いと思います。
  そしてサイレントにあてられている音楽ですが、ちゃんと場面に合わせた転調や転曲にとなっていまして
 五月蝿くない、丁度いいBGMではないんでしょうか。場面の状況に関係無くただダラダラと曲がかかって
 いるだけだった『Buster Keaton 4 Movie Set』と比べれば段違いですね。
  収録本数も多いですし、ハリウッドでロイドが実際に映画の撮影に使った場所の今を尋ねるという映像
 特典『Harold's Hollywood - Then and Now』もいいかと。

  ただ…

 『Safety Last!』の音声解説を担当してるLeonard Maltin とRichard Correllって人選がよぉ解りませんな。
 当時の撮影関係者でもその子孫でも無いのに何故に? 無駄とは言いませんが…


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