・『The School Teacher Collection』 - All Regions


 Studio: Televista
 DVD Release Date: September 11, 2007
 Run Time: 264 minutes

 Aspect Ratio: Full Screen - 1.33:1
 Available Audio Tracks:
  English - Dolby Digital Mono

 Available Subtitles: None


 Original: L' Insegnante (1975)
 Theatrical Release Date:
 Run Time: 89 minutes

 Special Features:

 ・ Edwige Fenech Bio R Filmography (11)
 ・ Fench Photo Gallery (2:54)
 ・ Feature Trailer (3:27)


 Original: L'insegnante Va In Collegio (1978)
 Theatrical Release Date:
 Run Time: 87 minutes

 Special Features:

 ・ Edwige Fenech Bio R Filmography (11)
 ・ Fench Photo Gallery (2:54)
 ・ Feature Trailer (3:40)
 Original: L'insegnante Viene A Casa (1979)
 Theatrical Release Date:
 Run Time: 88 minutes

 Special Features:

 ・ Edwige Fenech Bio R Filmography (11)
 ・ Fench Photo Gallery (2:54)
 ・ Feature Trailer (3:32)

 ・本作に関する情報はネットにはあまり無く、Wikipediaイタリア版を漁ってみたんですけども
 『L'insegnante』『L'insegnante va in collegio』『L'insegnante viene a casa』、っと、本国の
 イタリアのでさえ項目はあっても上映日の記載どころか粗筋さえも載っていない有様で、それ
 を英語吹替えした米国版の本作に関しても同様に殆ど情報らしい情報を発見出来ませんで
 したが… それでもこうしてDVDがリリースされるって事はプリントなりを大事に保管していた
 人がいたからか、それとも昔日の啓蟄を忘れられない人達が多かったんでしょうかね(笑)。

 『青い経験』なんて邦題で1作目が日本でもビデオリリースされたイタリアの艶笑系のシリーズ
 三作をDVD一枚に収録、というお得仕様ではありますが、結局んトコ
 「性春を謳歌したいんだけどイケてない若い衆んトコにエロいオネーサンが来ましたよ」
  というお話の大枠も舞台が学校って事で設定も登場人物のキャラもほぼ一緒でやる事も
 オチもエロいオネーサンが三作共にEdwige Fenechってのですが、まぁ日本で言うなら昔の
 TV版『ハレンチ学園』のような温い、緩いお話は観ていてボンヤリと呆けられましたな。
  個人的に『青い体験』以降量産された性の目覚めっか戯れ系の諸作と比べてこのシリーズ
 ってのはあまりそっちに力点は置かず、むしろ登場人物らのドタバタがメインになっている
 点から考えると『グローイング・アップ』『ポーキーズ』等の性春コメディの原型と言うか元ネタ
 として今も生きている「お約束」が面白く思えましたね。そりゃまぁ最近の『アメリカン・パイ』
 シリーズ等に見られる時代相応の過激さや即物感は無い、ヘアすら出ない物でそれを期待
 して購入すると確実に痛い目を見ますし退屈なんでしょうが、その本質っか根本は若者らの
 閉塞感や悶々とする心情故の失敗、ドジの変わらなさっぷりは微笑ましく思えますな。
  あとキャラクターの性格付けや記号も変わらないんですよね… 例えばイケてない女メイド
 さんが【眉毛ボーボーでゲジゲジ】【髭が生えてる】【下着がもっさり】【化粧もベットリでさながら
 オバQ】とか、ファッションやデティールを除けば別に本作が初めてやった事でもなく昔っから
 世界で通じるコテコテの「お約束」っぷりがヒネる事なく堂々と演られてるのにアレコレと言う
 だけ野暮、ですわな。当時でさえベタだったんですもんね… って事で三作観終えて緩ぅぅく
 気分が解されましたとさ。

 ・さてDVDソフトとしましては…
 片面に三作収録でトップメニューから三作それぞれのトップへと、というフォーマットになって
 おりましてそれぞれちゃんとメニューが設定されておりますんで取り扱いは楽だと思います。
 どれも6個程度ですがチャプターも切ってあるんで便利な方ではないでしょうか。
  
ただ英語字幕は欲しかったなぁ…

 ・一応デジタルリマスターを謳っていますが画質、音質共にそないいいもんでもありません。
 何せコレ、元のイタリア版ではなく英語吹替えされたアメリカ版を元にしているんでそもそもの
 マスターの出来と保管状態も良くなかったんでしょうがVHSよりはマシって程度ですかねぃ。
 色合いは調整の甲斐あってか綺麗だとは思いますがシャープさはどれも「もぅひとつ」かな。
  で、吹替えの英語音声なんですがコチラも「もうひとつ」。元がモノラルとは言え、ちょっと音
 が潰れた感じで全体を通して聴き取り辛いんですよね… 台詞で笑わせるタイプの映画では
 ないんでまだマシとはいえますが、もちっとここは頑張って欲しかったですわ… って事で、
 質としては値段相応かな?っと。

 ・特典は3作共通「
Edwige Fenech Bio R Filmography」「Fench Photo Gallery」と、それぞれの
 作品の予告編「
Feature Trailer」となっております。
 Edwige Fenech Bio R Filmography」は英文のみではありますがワリと細かめの略歴と出演
 作が収録されていますが最新出演作の『Hostel 2 (2007)』は間に合わなかったようです。
 Fench Photo Gallery」はEdwige Fenechさんのスチールやグラビア、そして出演作の様々な
 国版の劇場ポスター映像を再生するというもので個人的には変なイン&アウトの映像では
 なくスライドショー形式の方が資料的な面でも好みではありますが… こうして見るとあんまり
 本作は綺麗に撮影されてないような気が(汗)。
 Fench Photo Gallery」はイタリア版オリジナル劇場版予告編を収録してありますが、字幕が
 無いんで何を喋ってるのかサッパリ解りません!(笑) あと、折角オリジナル国版のを収録
 したのならアメリカ版もあるのなら収録して欲しかったですかね… 本編と比べると画質・音質
 共に大幅に落ちるのは仕方無い事、今時とは違って映画の中身や雰囲気をそれとなく伝え
 ようとしている長めのものは本編同様に観ていて緩ぅく解されましたわ…


輸入版 MOVIE Index

Index