・『Mondo Topless (1966)』(PAL) - Region 0


 Studio: Arrow Film Distributors Ltd.
 DVD Release Date: March 28, 2005
 Run Time: 61 minutes

 Aspect Ratio: 4:3 FULL FRAME
 Available Audio Tracks:
 English - Dolby Digital STEREO

 DVD Features:
 ・TRAILER REEL (9)
 ・PHOTO GALLERY
 ・JONATHAN ROSS
   INTERVIEW WITH RUSS METER

 ・内容は… ヌーディー・キューティー映画なので特に無し。
 
乳で乳で乳で乳で尻で乳で乳で乳で乳で乳で、ロケンロ〜ルな音楽と監督の説教臭いナレ
 ーションや登場する踊り子さん達の哲学っぽかったりフェミニンげなモノローグがあったり
 しますが
乳で乳で乳で乳で尻で乳で乳で乳で乳で乳です乳で乳で乳で乳で乳で乳乳です。
 
以上。
 
 …ってだけだとアレなんで(笑)、もちっと書くと。
 
  エロスとバイオレンスの二本柱映画を調べてゆくと必ず出てくるのがラス・メイヤーで。
 と言っても、あんまりストーリーが先に立つよりはお気楽なヌーディ・キューティー作品でも
 観ておこうかなぁ… っと思ってはいたものの、US版でさえ$40近い値段な上に
 「本編60分くらいのストリップ映画にそないな値段出せるか〜」
  っと思って諦めていたのですが、UK版は何故か安かったので注文する事にしたんです
 が、かつて『死霊の盆踊り』を観た身としては
 「いくら監督が違ってたって、ヌーディ・キューティー映画である以上、そないに中身に差が
 あるたぁ思えないしなぁ… 」
  って想定しておりました。
 
  しかし実物を観ると、確かにカッタルイ部分はあるんですが、兎に角退屈させないように
 場面転換と曲のチェンジするする。さながらDJがターンテーブルの上にとっかえひっかえて  サラ乗せて換えてスクラッチしていくように早いタイミングでの場面転換が続くのと、選曲が
 いかにもなロケンロ〜ル(not ロックンロール、ロック(笑))といい、出演する踊り子さんも
 巨乳だけでなくスレンダーだったり色々な方を揃えたりしてよく考えて撮って編集したなぁ…
  と、関心したですよ。
 それでいて監督自身の巨乳やメカに対するフェチ的な愛情もよく見えるし、変な作家性とか
 思想性や芸術性はこれっぽちも無く、
 「お前ら! 男だったら乳が好きだろ!
 ローアングルから乳を眺めるのは最高だろ!
 
俺は大好きだぞッ!
 って言わんばかりの割り切りよう&監督本人が楽しんでやってるのが伝わってくるので、既
 にこのテの作品をそれなりに観ている私にも新鮮な作品、でしたわ。
 
 ・って本編に負けず劣らず収録された特典がまた豪華。
  まず「TRAILER REEL」ですが、これが
  ・Faster,PUSSYCAT! KILL...KILL! (1966)
  ・BLACK SNAKE! (1973)
  ・MUD HONEY (1965)
  ・VIXEN. (1968)
  ・WILD GALS Of The Naked West (1961)
  ・Super VIXENS (1975)
  ・Beneath the valley of the ultra VIXENS (1979)
  ・Cherry,Harry & Raquel (1969)
  ・COMMON-LAW CABIN (1967)

   …って数もさる事ながら、未DVD化のモノまで入ってます。が、どれを観ても巨乳だらけ
 でストーリーがよく解りません(笑)。
 
  そして次の「PHOTO GALLERY」は多分、公開当時に劇場を飾ったPOSTER CARDかな?
 ちゃんとこの『MONDO TOPLESS』のモノで、白黒ではありますが貴重な資料かと思われ。
  勿論、巨乳だらけです(笑)。
 
  最後の「JONATHAN ROSS INTERVIEW WITH RUSS METER」、これはイギリスで1988年
 から89年にかけて放送されてた「THE INCREDIBLY STRANGE DILM SHOW」という、多分
 深夜枠でカルト系の監督や出演者を紹介する番組のようで、その中のラス・メイヤー特集の
 回を丸々収録しておりまして、当時の映像や出演者、評論家も交えてのラス・メイヤー自身
 の半生とフィルモグラフィーを語るというものになっております。
  これってUS版や日本版にも収録されてますか?
 実に楽しそうなラスと、出演者らの姿が楽しいし、興味深い内容です。勿論ここも巨乳だらけ
 ですが、別に巨乳好きではない私ですら、その生涯を巨乳とソフトコアで通した御大の人と
 なりにはシビレましたよ(笑)。

 ・画質は… まぁまぁなんじゃないんでしょうか?
 若干、色褪せが気にならなくもないんですが、何せNTSC→PAL変換されたブツでもありま
 すし、特に酷いノイズがあるワケでもないんでまぁ仕方無いかなっと。それこそその色褪せ
 具合も込みの「味」って思える… か、なぁ?
  音質も同様に、特に酷いノイズがあるワケでもないんで悪くはないんじゃないかと。
 
 ・ここからは余談ですが…

 「THE INCREDIBLY STRANGE DILM SHOW」で取り上げられた人物を列記すると、
 『ピンク・フラミンゴ』のJohn Waters、
 『血の祝祭日』のHerschell Gordon Lewis、
 『ミミズバーガー』のTed V. Mikels、
 『死霊のはらわた』のSam Raimi、
 そして、あの、『死霊の盆踊り』等のEd Wood、
 『ドーン・オブ・ザ・デッド』のGeorge RomeroとTom Savini、
 Tsui Hark、『死霊のしたたり』のStuart Gordon、そして最後がJackie Chan(!)
  ってその筋としては豪華なんですよ。
 これもDVD化してくんねぇかなぁ… 歴史資料として、結構重要になってると思うんですけど
 ねぇ… こうやってラスのが残ってるのなら、他のも何処かに残ってないですかねぇ… ラス
 の回しか観て無いから断言は出来ませんが、番組としての出来も悪くないと思うんですけど
 ねぇ… っと思うですよ。


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