・『The Longest Yard (Widescreen Edition) (2005)』 - Region 1


 Studio: Paramount Home Video
 Theatrical Release Date: May 27, 2005
 DVD Release Date: September 20, 2005
 Run Time: 113 minutes

 Aspect Ratio(s):
 Widescreen anamorphic
 Pan and scan (16:9)

 Available Audio Tracks:English
 (Dolby Digital 5.1, Dolby Digital 2.0 Surround)
 French (Dolby Digital 2.0 Surround)

 Available subtitles: English, Spanish

 DVD EXTRA;
 ・FIRST DOWN AND TWENTY-FIVE TO LIFE
 ・THE CARE & FEEDING OF PRO ATHLETES
 ・LIGHT, CAMERA, TOUCHDOWN!
 (メイキング集)
 
 ・EXTRA POINTS (5)
 ・DELETED SCENES (10)
 (監督による音声解説付き(選択可))
 
 ・MUSIC VIDEO ”ERRTIME” BY NELLY
 (出演者の一人でもあるNELLYのPV)
 
 ・HERE COMES THE BOOM
 (PV風に編集した劇中激突場面集)

 ・FUMBLES AND STUMBLES
 (PV風に編集したNGシーン集)
 
 ・PERVIEWS
 (予告編集。再生冒頭のと同じモノ)

 ・オリジナル版は大昔に一度観たっきりなんでそのリメイク作品に対しては特にコレ! って
 思い入れは特に無く、今年の夏頃までアメリカでヒットしていながらも日本での公開予定も
 ビデオスルーの話も現在(2005.10.15)まで無く、アダム・サンドラー主演のスポーツ・コメディ
 で、SCSA、ボブ・サップ、ケヴィン・ナッシュらの出演、ってのが購入動機だった私ではござ
 いましたが… 

  確かに出演者も豪華ならセットもビジュアルも豪華、シーン単体で観れば面白いシーンも
 エピソードもあるしで最後まで退屈しないで観れたんですが、だからと言って一本の映画と
 してオススメは出来ないなぁ… っと思うのは、結局、エピソードの整理、必然性が無いって
 のが一番の理由かと思います。
  コメディだろうがシリアスだろうが、スポーツを題材にしクライマックスが試合であるのなら
 設定にしろエピソードにしろその試合で生きてこそ、伏線となってこそ盛り上がるワケですが
 この映画の場合、そうはなってないんですよな。
  一例として、看守チーム役として出るケヴィン・ナッシュ、ファースト・シーンでは
 「誰だッ! 俺のゲータレードをクスねた野郎はッ!」
  っと大暴れをするのですが、囚人チームの策略(笑)で愛用のステロイドをエストロゲンに
 スリ換えられてから劇中の時間経過と共に次第にナヨナヨとしてくる… ってのは、ナッシュ
 の意外な艶芸(笑)もあって、エピソード単位では笑えるんですが、これが最後の試合では
 何も生かされる事は無く、いつの間にか囚人側チアリーダーと共にダンスをする、ってオチ
 だけ、ってのは「そりゃぁねぇんじゃねぇの?」っと。
  一事が万事こんな調子で、看守チームのキャプテンの性格・キャラ描写も薄いからラスト
 も唐突だし… っとか、人数が多くても主要のメンバーの描写をシッカリしてりゃぁこんな事
 にはならなかったし、もしメンバー描写をしっかりしたかったのなら冒頭の収監までのやチア
 リーダースとか囚人チームのトライアウトの場面や上映室でのバカ騒ぎ等の場面を削って
 でもキャラを立たせるべきだった筈だけどそうでもない。
  結果、すごく豪華なんだけど中途半端になってしまったままに試合になり、その試合にして
 もシーンとしてはNFL中継以上でもキャラの立ち具合も甘ければエピソードも何もかも集約
 も収束もしないで進行していって、ってんじゃぁなぁ… っと、個人的には
 「残念」
  って感想になってしまいましたな…
 
 いやね、出演されてる皆さんは一生懸命やっていたのも、現場が凄く楽しかったのもとても
 観ていてよく解るんですよ。キャラ設定だって当人の持ち味や雰囲気を殺すようなものでは
 ないし。でもねぇ… いくら真剣に、一生懸命やっていて、お金も手間も かかっていても、
 『オールスター新春かくし芸大会』を最初から最後まで真面目に観る方が、アレコレと語って
 も野暮なのと似てるような気がしましたなぁ…

 ・画質、音質は普通。特別綺麗とは思いませんが、意味の無いCG効果を使いたがる監督
 のワリに、画面の色や質感までイジってメチャクチャにするような事はしていない素直に、
 普通に綺麗な画像だと思いましたし、それは音についても同じかと。

 ・特典はまぁそれなり、ですかね…
 個人的には「THE CARE & FEEDING OF PRO ATHLETES」でのボブ・サップがあまりにも
 可愛らしくて大笑いしましたし、出演者の素を楽しむって点ではいいんじゃぁないんでしょう
 か? ただ、監督の自己満足以外の何物でもなく、必要も必然性も無いCG効果について
 監督自身が解説してくれる「EXTRA POINTS (5)」はソフト的には新しくて凄くても効果として
 は特に目新しいものでも無いんで無駄でしたな。
  あ、ゴールドバーグのファンの方には「DELETED SCENES」は必見ですよ!(笑)
  彼の見せ場はそこにありますから… っか、そこにしかありませんから。
 (まぁ私のようなアンチっかヘイトなのからすれば、
 「後でこんなに削るくらいなら、初めっから出演させなきゃぁいいのに… 映画でもヘッポコ
 だよなぁ…」
  っと思いましたけどね。それくらい、演技が出来ない、本編で唯一のド素人ぶりは彼らしい
 っちゃぁらしいんでしょうけど、ね。)


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