・『Monster-in-Law (2005)』 - Region 1


 Studio: Warner Home Video
 Theatrical Release Date: May 13, 2005
 DVD Release Date: August 30, 2005
 Runtime: min

 Aspect Ratio(s):
 Widescreen anamorphic - 2.35:1

 Available Audio Tracks:
 English (Dolby Digital 5.1, 2.0 Surround)

 Available subtitles:
 English, Spanish

 DVD EXTRA:
 ・DISK-1
  ・Feature commentary
  ・Sneak Peeks
  ・Soundtrack
  ・DVD-ROM / Online featuers
  ・Credits

 ・DISK-2
  ・Deleted Scenes (7)
  ・Ruby's Make-Up Bag
  ・Gag Reel
  ・Documentaries
  ・Teaser Trailer A
  ・Teaser Trailer B
  ・Theatrical Trailer
  ・Sneak Peeks
  ・DVD-ROM / Online featuers
  ・Credits

 ・デザイナーを目指すCharlie(Jennifer Lopez)だが、現実はバイトに明け暮れる日々。
 しかし、あるバイト先で出会ったKevin(Michael Vartan)と互いに一目惚れして、結婚する事
 となりKevinに連れられて会った未来のの義理の母(Mother in Law)・Viola(Jane Fonda)は
 有名なTV司会者のセレブで怪物(Monster)のような人だったのです…


  っという結婚コメディなんですが、男性監督作品にしてはえらく湿度が高く、我が家では妻
 と酒を飲みながら観ていたものの、素直に笑えないネタが多くてねぇ… 途中であった何気
 ないネタで笑ったところ酔いの入った妻に
 「えぇ〜い、呑気に笑ってんじゃねぇッ!」
  っと蹴りをくらいましたが、いかにもありそうな嫁と姑の軋轢がベースのままに、あまり誇張
 されないで抗争となってゆくのは何かノれませなんだなぁ… なんかこぅ、チマチマしている分
 だけ陰湿なんですよね、攻撃も反撃も。

  この作品、今年の夏前にアメリカで公開されてヒットとなったコメディだったので、私としては
 もっとカラッとしたテイストだとばかり思っていたんですけど、お話のテンポの遅さと展開する
 スケールの小ささといい、正直言って何故ヒットしたのかよぉ解りません。
  確かに15年ぶりにこの映画で映画界に復帰したジェーン・フォンダの演技は巧いのです
 が、大根のジェニファー・ロペスを筆頭にさして巧い俳優がいないからこそ余計にそう見え
 るだけ、とも思えますし、Violaのマネージャー役で劇中ではツッコミ役のRuby(WandaSykes)
 がいればこそ何とかなった場面も少なくなく… しかも役所としてのRubyは確かに「オイシイ」
 んだけど、Wanda Sykesが特筆する程素晴らしい演技だったか? ってのはまた微妙なトコ
 でしてのぅ…。

  全体的に設定の説明はあるけど必要とは思えないエピソードも多いのも、こういう印象を
 私に持たさせる原因かもしれません。例えばViolaの原形はOprah Winfreyかと思うのですが、
 あえてそういう設定にしたのに劇中では結局「お金持ちの著名人」でなければならない理由
 や根拠が無いんですよ。キャラのパーソナリティとしても、エピソードとしても生かされてなく
 … っと、別にセレブである必要なんて無いんですよ。でも、そうしている… ってのがあった
 かと思えば、Charlieを天涯孤独の身と設定しているのに母子家庭のKevin、ViolaのFields家
 との対比もズレも出さないから、ラストで
 「私は家族というものに憧れていたのに… 」
  ってCharlieの台詞に物語としての説得力が無いんですよな。
 (まぁジェニファー・ロペスの大根ぶりも大きいとは思いますが(笑) > 説得力が無い)

  確かに、洒落たセットやデザイン、場面の切り替わりのタイミングといい観ていて最後まで
 退屈はしませんでしたが…

  削除シーンを観ると監督はわざとリアリティのあるように過剰なイメージやデフォルメした
 場面をカットしているのでこのテイストは意図的なんでしょうけど、それが映画としてのリアリ
 ティに貢献しているとは思えませんし、エピソードの配分も含め私には合いませんでした…
  まぁ、これからお嫁さんを迎える男子諸君は、花嫁vs姑を女性側、当事者ら側から描いた
 作品ですので是非ともコレを見てお勉強しとくのもいいかとは思いましたが(苦笑)、オチが
 契約社会・アメリカならではであるのも含めて日本受けは… 特に女性にはウケ難いか…
 なんか生々しいネタって、辛かったっす…

 ・画質、音質は普通。
 特に凄い、良質とも思わなかったけれど、汚いとも思いませんでしたし。普通に、実に普通。

 ・わざわざ2枚組にしてありますが、特典はどれも短めなものばかりであまり良いものとも
 思えませんでした。DVD−ROMコンテンツは未見なんで断定は出来ませんが、これならば
 無理矢理に2枚組にする必要は無かったんじゃぁないんですかのぅ…
  紙製のアウターケースや薔薇をモチーフにしたメニュー画面とかオシャレなデザインとかは
 好ましく思いましたが、それは本編の、そして収録されている特典の出来とかとは関係ない
 ですし、ね…


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