・『Man of the House (2005)』 - Region 1
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Studio: Columbia Tristar Hom Theatrical Release Date: February 25, 2005 DVD Release Date: July 19, 2005 Run Time: 100 minutes Aspect Ratio(s): Anamorphic - 2.40, Full Frame - 1.33 Available Audio Tracks: Dolby Digital 5.1 - English Dolby Digital SUrround - English, French Subtitles; English, French DVD Features; ・"Cheer Camp" ・"The Making of MAN OF THE HOUSE" ・Trailers - Sony Pictures Previews (10) |
・裏金を奪って逃走した男を射殺した犯人を目撃したものの、ロクにその外見すらを覚えてい
なかった地元のアメグトチームのテキサス・ロングホーンズのチアリーダー5人を一応セーフ
ハウスで護衛する事になったテキサスレンジャーのRoland Sharp（Tommy Lee Jones）。
自分の娘Emmaと同い年の筈のチアリーダー達だが、娘とは違って我侭で奔放な彼女達との
暮らしをしていくうちに対立だけではなくなってゆくが、そこに射殺犯が忍び寄る…
…っと、設定自体はクライム物系ですが、映画のテイストとしても『The Pacifier (2005)』とよく
似た護衛任務と対象との衝突と和解がメインのコメディ系にあたるものだと思います。
でも、ヴィン・ディーゼルが振り回されたのはあくまでも子供達に比べてTommy
Lee Jonesが
悩まされるのは御年頃の娘さん達５人ってのがミソで、劇中のRoland曰く、無意味に、過剰に
セクシーさを振りまく彼女達に
「自分が老人だというのを感じるよ（苦笑）」
と言う様に、ソッチの事では悩まないのだが、ひたすら出来の良い自分の娘と比べると…
ってのが次第に、５人それぞれの個人的事情やらが解ってきたあたりでの互いの変化と自身
のロマンス… ってエピソードがもうちょっとあったら良かったように思いますが、その分テンポ
アップをしていると思えばいいかな。
物語が錯綜していないのに合わせて画面も非常にオーソドックスですし、無理にチアリーダー
らをおバカにしたりHooker扱いにもしていない点も込みで観ていて嫌な気分にはさせられませ
んし… って以前にまずこの映画はあくまでもTommy Lee Jonesで、役のハマりっぷりと巧さで
観れるだけに振り回すのも振り回されるのも楽しいんですよね。タフなテキサスレンジャーで、
好きな曲がウィリー・ネルソンという南部人らしい部分も見せつつ、好きな映画は『サウンド・オブ
・ミュージック』と言っても役が役者から浮かない、同じ男から見ても「露骨で厭らしくない男の可
愛げ」ってのが巧く出しているので楽しかったんですよ。
勿論、それはタフな時、頑固な時もしっかりと出来ているからこそ、よりキャラクターの個性、内
面の対比となってるから栄えるんですよね… そう、一見ヤラが類型的、ステロに見えるようにし
てあるんだけど実は… って展開がちゃんと出来ているからこそただ笑えるだけでない部分が
生きてくる、と言いますか、そこらの匙加減は本当に御上手！ って思いましたもの。
先にも書きましたが説明不足の点がチョイチョイあるものの、全米興行収入ベスト１０入りして
いた作品だけあって癖や歪みの無い、素直に楽しめる娯楽作品だと思いますし、両者共に別に
自分を壊してまで相手に従うのではなく、あくまでも双方で受け入れた方がいいと思う事は受け
入れるというだけ、ってスタンスで最後までいってるのも個人的には好印象でしたが、この作品も
数多の作品と同様に日本での公開予定もビデオ化の予定もありませんので個人輸入をしての
鑑賞でしたが、私的には『The Pacifier (2005)』より好きですし、映画のデキもいいんじゃないの
かなぁ… 後日、ビデオスルーにでもなった時に観ても損はしない娯楽作品だと思いましたよ…
っと。
・さて、DVDソフトとしては… ん〜… 微妙ぅ。
画質、音質の点は問題なし。どちらもクリアーですから本編を楽しむって点での文句は無いんで
すが、映像特典がメイキング２つと、自社製品の予告だけ、ってのはなぁ… っと。せめて、この
映画の予告編や、多分かなりありあると思われるDeleted Scenes… メイキングの途中でしか観
られないシーンの撮影風景があるのに… とか思うとちょっと残念な気がしますが、これはDVD
片面にワイド版とフルスクリーン版を収録したせいでの容積不足から、なんでしょうけどね…
まぁ映像特典の為にワイドとフルとの、とか、本編と特典ディスクの２枚組みにされても困るんで
、ここらは微妙なトコだとは思いますが、私的にはちょっと残念でしたね。