・『Swordman II (DTS Version) (1992)』 - Region ALL
Publisher : Mei Ah Entertaiment (HK) DVD Release Date : July 2, 2003 Duration : 108 Minutes Aspect Ratio(s): Anamorphic Widescreen - 16:9 Available Audio Tracks: Mandarin (DTS, Digtal Dolby Surround 5.1, 2.0) Cantonese (Digtal Doly Surround 2.0) Available subtitles: Chinese (Tradutional, Simplified) English, Japanese DVD Features: ・ Synipsis (中文, 英文) ・ Cast & crew (中文のみ) |
・処は中国、時は明の戦乱の時代、豊臣秀吉の大陸侵攻の軍勢が日月教を信仰する少数民族
の苗族と結託。しかし苗族に内乱が勃発し、魔人=東方不敗が彼らを支配下におさめるや朝廷
に対しての抗戦を表明する… という一方、乱世に嫌気がさした剣の達人・リンは妹弟子と共に
牛背山に隠遁すべく向かっている兄弟子らに追いつくべく馬を走らせていたのだが…
… という時代劇ではありますが、流石はツイ・ハーク監督らしく快活なテンポ、人だけでなく剣
までも縦横無尽に飛びまくるワイヤー・ワーク、そして政治の苦味をも備えたエンターテイメント
の時代活劇でございます。
一応、前作があるんですが出演者やスタッフも殆ど入れ替えだそうですし、お御話的にも【葵花
宝典】という秘術書ぐらいですし、その中身も今作で明らかになるってくらいに関連性は薄いんで
これだで充分に楽しめる一品だと思いますよ。
あえて見所を挙げるのならばCG合成ではなくワイヤー・ワークだからこそ成立しえたリアルさ
を役者達の身体能力と技能が更に高めているアクション・シーンでしょうねぇ。最近の作品では
ワイヤー・ワークは特撮のテクニックとして一般化はしましたが大抵、ワイヤーに操られてる状態
ってのが見え過ぎなのと比べると、ちゃんと拳法を習得している人達がやると1つ1つの動きの
軌道や姿が本当に躍動感に満ちて綺麗なんですよな… 勿論、身体能力の凄さもあるんですが
この基本の武術の動きがなっているからこそワイヤーの演出がより活きてくるんじゃないかと。
思えばこの頃のツイ・ハーク監督作品・リー・リン・チェイ主演の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン
・チャイナ』シリーズも好きな作品なんですよ私は… 決して暢気なままでは済まぬ苦味をもった
お話ながらも笑いあり、綺麗なヒロインとの恋物語、悲劇、歌、そしてアクション! っと娯楽要素
を目一杯詰め込んだ活劇として素敵な作品だと思うんですよ…
・って事はさておき、DVDソフトとしてですが…
画質は良好ではないんじゃぁないかと。ややデジタルの補正をかけ過ぎに見える場面もありま
したが、元のフイルムがあまりいい状態ではなさげだった事を思えばいいんじゃないかと。
音質も無理もノイズも無いものだったんで、いいんじゃぁないかなぁ?
でも、このメーカーは相変わらずDVD特典が字のみってのはねぇ…
まぁ日本語字幕がついているのが特典、っと思えば本編の質の高さと値段の安さで充分だと
は思いますけどね。