・『Muay Thai - Nai Khanom Tom』 (PAL) - All Region

Language : Thai 5.1 　Subtitle : English 　Runtime : 125 Mins. 　・Extra - Trailer

・『Ong-Bak』を購入する時、ショップの画面の隅に「この商品に関連したアイテムですよ〜」
と表示されていたのがこの映画。ショップの解説文によると古武装モノのような映画らしいし
英語の字幕もあるし…　っと注文した一品。

・時はアユタヤ時代の末頃。
親父が闘鶏で張り切っている時に生まれた男の子Orphan Nai Khanomtom。これは強い男の子
になると坊さんのお墨付きを得た通り、成長と共に次第に屈強な戦士となったのですがそこに
侵攻してきたのがビルマ軍。いくら強くても多勢に無勢ではどうしようもなく囚われの身にな
ったものの、ビルマ軍の将軍が
「お前はタイ式ボクシングの達人だそうだが…　だが、我が軍の精鋭、猛者どもには敵うまい。
　もし彼らをお前一人で倒す事が出来るのならば、お前の望みを何でも叶えてやろう」
　と言われ、彼は囚われの人々を助ける為に戦いに挑む…

　というストーリー。
なんか７０年代後期の香港映画のようなストーリーですが、映像も音楽もモロその当時の香港
映画っぽいモノでございました。制作年代がちょっと調べた範囲では解らなかったんですが、
ひょっとすると本当に７０年代後期なのかもしれませんが…　正直、訓練シーンも含めたお話
運びやカット割りやテンポまでまんまなんでカッタルイっちゃカッタルイし、クライマックスである
ビルマ軍兵士とのムエタイ連戦にしても敵役のキャラ立ちがなされていないし盛り上げる為の
溜めや演出も無く淡々と連戦していくんで実際に肘やら膝がガスガス入ってたりする迫力やら、
演舞の如き攻防一致の無駄の無さなどの見事さが伝わりきらぬモドカシサっか勿体なさを私は
感じるんですが、どうもタイでは有名なお話の実在の人…　香港映画の黄飛鴻みたいな人…
らしいんで、過度に豪奢になったり誇張をするよりもこれくらいでいいのかもしれませんけれど。
　まぁお国柄の違い、ってのも多分にあるとは思いますが。

・画質は悪くは有りません。ノイズなども出ない以上、陽に焼けて変色したかのような色合いも
元からなんでしょう。音質は…　良くはないです。ノイズこそありませんが、薄くて篭りがちな
感じであまりいい印象はありません。あと、大した長さでもないのに早送りやスキップをすると
大量のブロックノイズが出るのには閉口しましたな。　

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