・『Ong-Bak (2003)』(PAL) − Region 3


 Run Time: 105 minutes

 Widescreen 16:9

 Package Type: Keep Case

 Available Audio Tracks:
  Thai (DTS, 5.1, 2.0)

 Available subtitles: Thai

 ・ SPECIAL FEATURES
  - Filmmaker's Commentary
  - Fight Choreographic
  - Ong-Bak's Easter Eggs
  - Casting & Audition
  - Story Board Comparison
  - Demo Scenes
  - Alternate Ending
  - Deleted Scene
  - 3D Animatic Comparison

・ジャケの写真が思いっきり汚くてすんません。でも、こういう全面反射系っか銀紙チックなの
ってスキャナーで巧く撮り込めないんで申し訳ない。ネットでだいぶ探したんですが、このジャケ
写真って殆ど無い中であったものを無理矢理拡大したせいで余計に汚くて申し訳無い。
 実物は綺麗なKeep caseでジャケットなんですが…

・あと
、このDVDはタイ製でPAL版なので注意!
まぁ海外から個人輸入してDVDを観ている人のプレイヤーならNTSC/PAL自動変換機能は
ついているかと思いますが、うっかり買って泣きを見ても知りませんぞ。

・さて。

・村から盗み出された仏像の首を取り返すために大都会に出てきた主人公、胡散臭いオッサン
や女の子との出会いもありながらも密輸組織に挑んでゆく… というアクション映画としてはヒネ
る事なく真っ向な、王道も王道の映画でございます。アクションシーンでのスロー再生も含めて、
かつてのジャッキー・チェンの映画からの影響ばかりが指摘されていますが、それだけではなく
多分、デビット・フィンチャーの『ファイト・クラブ』等のハリウッド映画の影響も感じられる画面の
トーンの統一感やテンポの刻み方でございます。

・と言っても韓国映画のように「パクリ」と思えないのは、タイというお国ならではの色彩感覚やら
『仏教』がストーリーの中に一本の芯、核としてあるからでしょう。取り入れるべきものは取り入れ
アレンジしていって… っていう姿勢が本編だけからも充分観てとれるんですよ。パクるにしても
韓国映画みたいに「まんま」「モロ」じゃぁないですし。

・尚、特典は全てタイ語の上に文字までタイ語なんでワケわかりませんが、なんとなく解るのは
アクション映画だからでしょうか。シーンの撮影秘話やオーディションの風景など、私にタイ語が
解ればもっと面白くなりそうなんですが… でも、オート3輪でのチェイスシーンにまず3DCGで
チェックをしてからの撮影をしているなど、日本映画よりも進んだ製作体制には素直に驚きまし
たね… アクションにしても綿密なリハとネタ出しをしてからだし、個人の技能に頼った製作故の
面白さも解ってはいても、それに甘えた日本映画はちょっと反省して見習うべきではないかな…

・音質は色々取り揃えてますが、ぶっちゃけそない違いはありません。でもクリアーです。

・それと比べると画質、時々フイルムの傷と思しきものが入るのはご愛嬌、かな? まぁ綺麗な
ものだとは思いますが、全編ややトーンを強めにしているせいか暗闇などが潰れ気味なのは
仕方無い… かな?

・私、先にメイキングを観たせいでしょう… アクションシーンが余計に痛いのなんのって…
 でも、暑い暑い夏にピッタリな、本当に熱い映画に大満足、でしたよ。


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