・『ドッジボール (2004)』


・『ドッジボール (2004)』

 原題:
 DODGEBALL: A TRUE UNDERDOG STORY
 製作国: アメリカ
 字幕翻訳: 古田 由紀子
 吹替翻訳: 久保 嘉昭

 販売元:
 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント
 発売日: 2005/08/05
 時間: 93 分

 字幕: 日本語(2)、英語
 音声:
  ・ 英語 ドルビーデジタル 5.1chサラウンド
  ・ 日本語 ドルビーデジタル 5.1chサラウンド
  ・ 英語 ドルビーデジタル(音声解説)
 
 画面サイズ: シネスコ 16:9/LB

 ・ EXTRA
  ・ 監督らによる音声解説
  ・ 未公開シーン集(解説付き)
  ・ もうひとつのエンディング(音声解説付き)
  ・ メイキング
  ・ NGシーン集
  ・ オリジナル劇場予告編
  ・ オリジナル予告編

 ・貧乏なんだけどルーザー達には居心地のいいフィットネスジムが、金持ちのジムに乗っ取
 られそうに! だけどお金は無いし… っと諦めたつもりだったがラスベガスで開催される
 ドッジボール大会の優勝賞金五万ドルがあれば何とかなるッ! と、ドッジボール経験ゼロ
 の者共が大会に挑む事になるのだが…
 という、ルーザーを題材にしたコメディ。

  主役のヴィンス・ヴーンはアメリカでは有名な人らしいけど、私にはむしろ敵役ホワイトを
 演じるベン・スティーラー目当てでの観賞、の筈でしたがナニセ日本では散々な興行成績
 故に多少怯えつつも期待はしていたんですが… それは杞憂で、面白かったですよッ!
  ありえない展開であっても白けさせないのは試合シーン等、ちゃんと見せる部分、伝える
 部分では余計な要素は一切入れないという、無駄を削りに削ったソリッドな映画なんですが
 やってる事が貧乏臭くてみみっちぃんだけどその表現や演出が過剰、ってアンバランスさも
 楽しかったんですが、テンポの良さも相まって凄く楽しかったですよ。
 
  まぁ、
 やや登場人物を出し過ぎてエピソード配分に難があるのと所々で考え過ぎのネタが入る等の
 部分で一般受けはしないとは思いますしオススメはしませんが『ズーランダー (2001)』が好き
 な人だったら観ておいて損はしない楽しい作品ではないかと。
  私はレンタル版を観終えた翌日、あと2ヶ月したら今の版の3分の1以下の値段の廉価版
 が出るのを解っていてもこのDVDを購入してしまったくらいに笑いまくった作品でしたよ〜

 ・さて、DVDソフトとしては…
 画質、音質の点は問題無いと思います。日本版としては充分綺麗な画質だと思いますし、
 音質も良いかと。

  
ただ字幕が、ねぇ…

 
わざわざノーマル訳、アブノーマル訳と二種類あるんですがこれがどちらもイマイチでして、
 スラングやセクシャル方面、関連のワードを殆ど訳さない一般訳はストーリー展開を追う分
 には悪くはないけど会話等の面白味は無し、と言ってアブノーマル訳の方は言ってない言葉
 をあえて捏造挿入してまでわざと下品に、シモネタにしているのはどうかと。どちらも匙加減
 としてはよろしくありません。
  その分、
日本語吹替えの方は、声優の方の熱演もありますが翻訳が非常に良いです。
 確かに喋り言葉と読む文字では違うのは解るのですが、翻訳的にも分量的にも吹替えの方
 が秀逸でありますんで、字幕派の私にはちょっと残念でしたわ。
 
  特典についてはネタなのか真面目なのか判然としない「もうひとつのエンディング」を除けば
 平均的な分量、内容かと。欲を言えばキリがありませんし、ね。


○ EASTER EGGS − 『ドッジボール (2004)』
 
・映像特典を選択後、メニューで「メインメニューへ」にカーソルを合わせて「」でコブラチームのマークにカーソルが移動するので、そこで「ENTER」。
 
 特典メニューから選べる音声解説はネタなのに対して、こちらは真っ当な音声解説。
監督とヴィンス・ヴォーンとベン・スティーラーが楽しく語らってくれますし、ちゃんと字幕も出るので御安心を… しかし、気が付かない人はずっと気が付かないまま、って事にならんのかねぇ、この仕様ってば?(笑)


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