・『パニック・ルーム (2002)』


 原題:Panic Room
 製作国:アメリカ
 製作年:2002
 字幕: 戸田奈津子 トダナツコ
 吹替翻訳: 佐藤恵子

 販売元: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
 発売日: 2002/09/27
 時間: 112 分

 字幕: 英語/日本語
 音声: 英語/日本語 - Dolby Digital 5.1
 画面サイズ: 16:9 LB - シネマスコープ

 <映像特典>
  ・DVDオリジナル予告編
  ・フィルモグラフィ

・開所、広場恐怖症とも閉所溺惑ともとれる執拗で粘着質的な映像感覚のデビット・フィンチャー
監督作品が一軒家内だけの一夜の攻防戦の映画を撮って、その主演がジョディ・フォスターって
知ったら両方のファンとして期待していていた私にはとっても堪能できた映画だったんですが、
やれメッセージが無いだの強盗側がマヌケだと御高尚な映画ファンの方には不満、不評な映画
らしいですなぁコレ。まぁ3週間で撮影して素早く編集し公開、って当初の予定通りだったらこない
な文句とか言われずに済んでいただろうなぁ… 正直、内容から言えば制作期間が無駄に長い
し予算かかり過ぎだと思いますが、サスペンスが知能戦で限定空間ってののお話なら充分佳作
だと思うんですけども。
 ただ、本当に好きなら当時¥2000高い特典ディスク2枚のデラックス・エディションを買って
いたけど結局この本編のみ版でいいや… っとしていますがね、私。やっぱり母と娘ではなんか
こぅ気分が盛り上がらないんですよね。ましてD・フィンチャー監督への感情移入は凄くし辛いし。

・ってのはさておき、dvdソフトとしては良い方ではないでしょうか?
そりゃUS版と比べれば悪いのかもしれませんが、汚い・観辛い・聴き取り難いとは思えなかった
んで充分じゃないでしょうか。特に今の廉価版価格なら… って事で。

・字幕は… 戸田奈津子御大らしい訳で、個人的にはあきませんな。
御大、人称や専門用語だけでなく人種差別的な言い回しやジョークをカットしたりするんで、映画
の雰囲気って点で大きく削がれ殺がれたものにしかなっておりません。あと状況説明の部分など
御大が把握してないままに書き散らかしているせいか、字幕で観ていると攻防戦の状態や進行
状況がよく解らなくなってしまうってのは最低だと思いますな。

 吹替えはまぁ良い方ではないでしょうか。俳優と声優が合っているとは言い難いんですが字幕
の出来に比べれば目くじら立てる程ではないかな? という程度だと思いますしね、はい。


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