・『バットマン フォーエバー (1995)』


 原題:Batman Forever
 製作国:アメリカ
 製作年:1995
 字幕・吹替翻訳: 石田泰子 イシダヤスコ

 販売元: ワーナー・ホーム・ビデオ
 発売日: 2000/04/21
 時間: 122 分

 音声: 日本語/英語 - Dolby Digital 5.1
 字幕: 日本語/英語
 画面サイズ: ビスタ

 ・映像特典
  ・キャスト、スタッフ紹介
  ・プロダクション・ノート

・前作であれだけのモノを見せられた後で出た続編話、ってのでは興味も薄かったし製作だけ
でなくキャストまでチェンジって聞いてさらにダウン、ってのを救ったのがジム・キャリーの出演と
監督が『ロスト・ボーイ』『フォーリン・ダウン』という別に褒めてくれなくてもいいし褒める気なんぞ
無いけど私にとっては好きな映画を撮ったジョエル・シューマカーと知って若干期待値アップを
したものであります。でもこの監督、大きな話が撮れる人ではなかったが… っと思った通りに、
続編映画としての要素… これまでのストーリーの紹介やキャラの設定や過去、って部分は巧く
消化出来ていても肝心のストーリー展開がおざなりになってるのとビジュアル面の弱さ(それでも
他の作品と比べればよくやっている方だとは思うけれど… )は相変わらずのまま迎えたエンド
ロールに多少ガッカリした気分で劇場から出たものですが…

 じゃぁ何でそんな映画のDVDを買ったか? って〜と、そりゃジム・キャリーのリドラーがイカし
てるから! って以外無いんですよね。蝙蝠男のバイっぷりなんてどうでもいいし、好みだった筈
のトミー・リー・ジョーンズにしてもニコール・キッドマンにしてもそない印象に残る演技では無か
ったしなぁ… 映画としてよくまとまっているとは思うんですけど、やはりこの監督の場合、あまり
大きい舞台や話ではなく近年の『フォーン・ブース』のような小さい話の方が生きる監督だと思う
んですけど… だから『オペラ座の怪人』はコレっぽっちも期待してないです… って閑話休題。

DVDソフトとしてはまぁまぁ、ではないでしょうか。本編の映像、音質は良好とは思うんですが
映像特典がゼロってのはねぇ… いくらオリジナルのUS版がそうだったとしても、せめて劇場版
予告編くらいつけてくれたっていいんじゃぁねぇの? …ってので結果プラスマイナスしてゼロ、
かな? っと。初版から安かったですし、まぁ文句をつけるべき程ではないかな、っと

字幕は良訳だと思います。日本語として読んでいて気になりませんし、オリジナルの台詞から
の乖離も端折りも殆どありませんし。吹替翻訳も悪くは無いんですが、ただ吹替え陣の声質の
ミスキャスト(竹中直人のブルース・ウェイン役は西川のりおのビートルジュース役より酷いよ…)
が気にはなりましたが、まぁこれは好みの範疇ですし聴かなきゃいいだけですしね… っと。


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