・『ズーランダー (2001)』


 原題:Zoolander
 製作国:アメリカ
 製作年:2001
 字幕: 林完治 ハヤシカンジ

 販売元:
 パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
 時間: 89 分

 音声仕様: Dolby Digital 5.1 - 英語/日本語
 字幕: 英語/日本語

 画面サイズ: シネマスコープ

 <特典内容>
 ・ベン・スティラー&ドレイク・セイザーの音声解説
 ・削除シーン(5種)
 ・ロング・バージョン集(5種)
 ・NG集
 ・ファッション授賞式 (2種)
 ・プロモーション映像 (3種)
 ・フォト・ギャラリー
 ・もうひとつのエンドタイトル

 ASIN: B000197I00

「馬鹿は馬鹿だから馬鹿な事しか出来ないけれど、馬鹿をやって大活躍♪」
 ってコメディ映画はいくらでもある。実際、好んで観ているんで素直に
 『ズーランダー』よりテンポがよい、
 『ズーランダー』よりギャグが面白い、
 『ズーランダー』よりヒットした、
 『ズーランダー』よりも後のコメディ映画に影響を残した、

って作品がいくらでもあるのは承知しているんですが、それでもあえてこの作品
のdvdを買ったのは私が
 
『ズーランダー』よりオシャレで色彩の綺麗な画面のコメディと出会ってない
 って思ったからです。ホント、コレに尽きます。
勿論、ボケをスルーする形式やオフビート系が嫌いじゃない、ってのもありますし、
多分製作者と同年代故のシンパシー(使われる曲がワム!やMJだなんて…)
って部分もあります。が、例えばムガトゥの部下のミラ・ジョヴォビッチの無駄に
ゴージャスなコスプレのように、色彩の綺麗さ、スタイリッシュなデザイン等、観て
いるのが楽しいんです私。「目に御馳走」ってまでは申しませんが、あえてファッ
ション業界を舞台に選んでいるのにダサいデザインや貧乏な絵面なんて、あり得
ないし観てらんねぇんですよ。

・これまで巻き込まれ型が多かったベン・スティーラーがずっとボケ役、ってのは
正直微妙なトコもありますし、ボケがパンチラインな事が多いゆえに沸点低めな
部分もありますから万人向きではないのは確かですが、しょうがねぇじゃん、こう
いうの好きなんだから、私は…

・って事はさておき、dvdについてです。

画質は良好でしょう。
夜などの暗い場面でも潰れは感じませんでしたし、
日本版のdvdとしては充分、
綺麗な部類だと思います


音質も良好。最近の作品ですから良くて当たり前、とは言えないですからね…

・字幕は「Muse」を「音楽」と訳すように、所々で疑問を感じなくもないんですが、
通しで言えば素晴らしい訳だと思います。英語から必要充分の情報量でありな
がらも日本語としての読み易さ、人物の人称などニュアンスも含めた最適化…
戸田某のような出鱈目と違ってプロの映画字幕翻訳として立派なお仕事だと思
いますよ。特にコメディだからと馬鹿訳、幼児語化しないのも立派ですよ!

・それと比べると
吹替え音声はちょっと… ねぇ…
大体、字幕よりも情報量が多い筈なのに減っていてどうするのかと。言葉の使い方
など場面による適・不適があるのにぬっぺりと幼稚化してるんで、本来ある面白味
も半減してますし、声優陣のセレクトも合っているとは思えなかったですね。


○ EASTER EGGS − 『ズーランダー』
・DVD特典2ページ目にて、「フォト・ギャラリー」にカーソルを合わせて「
」で中央
の「M(ムガトゥのマーク)」にカーソルが移動するので『
ENTER』を押す。
 ベン・スティーラーとオーウェン・ウィルソンのモデル対決場面のリハーサル風景。
(ちゃんと字幕付きなので安心。)


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