・『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 最終版』
原題:Night of the Livingdead 製作国:アメリカ 製作年:1968 販売元: ハピネット・ピクチャーズ 発売日: 2001/04/25 時間: 96 分 音声仕様: Dolby Digital 2.0 Stereo - 英語/日本語 画面サイズ: スタンダード <映像特典> ・ メイキング ・ ダンス・オブ・ザ・デッド ・ オリジナル劇場予告編 ASIN: B00005HX91 |
・普段のレビューならば「画質、音質、共によろしいんじゃぁないでしょうか。」っと書いてるくらい
デジタルリマスターの恩恵を受けた品ではございますが…
… まぁ、以下は愚痴って事で。
・初めてこの作品を観たのはVHS版でございまして(ガイコツのジャケだったような…)、綺麗と
はとても言い難い画質、音質でありながらもそれ故の妙な迫力があり、ラストにも衝撃を受けた
ものでございました。後にデジタル彩色版、んでリメイクと観てはみたものの、あのザラッザラで
ボケボケで傷だらけであったが故にあった奇妙な迫力というかリアル感には程遠く、物足りない
気がしておりましてなぁ…
んで、
月日は巡ってLDのバカデカさ加減に敬遠しつつもソフト化されたのを羨ましく思っていて、dvd
を我が家に導入した暁には… っと思ってたんですな。特に『ドーン・オブ・ザ・デッド〜ゾンビ:
ディレクターズ・カット・エディション〜』が正に私の望んでいたような版でありましたんで、結構、
期待して注文をしたんですけどね…
いや、綺麗なんですよ、映像も音声も。
でも、綺麗なもんで、チープなんですよ、映像も音声も…
音楽にしても、
「こんなんだっけ?」
と思うくらいに音声から乖離していて間延びする事夥しく、映像にしても
「こんなもんだったっけ?」
と思うくらいに奥行きの無さとセットの安っぽさが目立つくらいに綺麗になってるんですよな…
・本編がそうですから、1999年に新しくOPを付け加えた『最終版』は蛇足以上に無意味だし、
映像特典ってもオリジナル予告編くらいしか存在の意味が無い代物ですし(ビデオ・クリップの
『ダンス・オブ・ザ・デッド』は本当にいらない)、あんまりいいソフトとも思えないんですが、私は
それらにはあんまり腹が立たないかわりに綺麗過ぎてチャちくなったこの作品に、どうも愛着を
覚えれないんですよ、
「あの、『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』って、こんなもんだったっけ?」
って。
・どうもこの一本以来、特に昔の作品に関しては収集に二の足を踏むようになったですよ私。