・『ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル (1982)』


 原題:
 Monty Python Live at the Hollywood Bowl
 製作年 : 1982
 製作国 : イギリス

 販売元: ユニバーサルインターナショナル
 発売日: 2001/07/11
 時間: 80 分

 音声仕様: ドルビーデジタル モノラル
 音声: 英語
 字幕: 日本語
 画面サイズ: 4:3 スタンダード
ASIN: B00005L90O

 DVD特典
  ・ パイソンズ全記録 Part 3
  〜 個人活動TV編@ 1960から70年代 〜

 ASIN: B00005L90O

・1980年にハリウッドの野外ステージ、ハリウッド・ボウルで行った公演を収録した記録映画。
LPやCDではなくライブでのパイソンズが観れる数少ないもののうちの1つ、と言うか唯一か。
(アムネスティやシークレット・ポリスマンは厳密に言えばパイソンズのメンバーが出演している
ものであって、『MONTY PYTHON』として、フルメンバー登場、というと… って事でね)

・そういやぁ私が小、中学生だった頃… 1970年代まではフィルム・コンサートなんてのが良く
あったものですが、これもその為に作られたものなのかもしれません。

・画質、音質はフィルムベースでありますが、それなり。流石にデジタルリマスターされた物との
比較になるとやや物足りない気がしますが、その画・音質も「その時代という味」って見方をする
のは甘いですかね。

・行われたスケッチや楽曲はTV版だけに限らず、『CONSTRACTUAL OBLIGATION ALBUM』等
のレコードからのものや『空飛ぶモンティ・パイソン ドイツ版』からのスケッチや映像等から構成
されており、これで初めて観られた… というものも少なくありません。スクリーンも使ってかつて
のTV版のような流れるような進行をしているのもニクイところでしょうね。

・ただ、私からすると公演の出来そのものについては
「ちょっと… 」
 ってトコロでしょうか。
兎に角、お客さんが出来上がった状態なせいか、
「ナメてる」
 とまでは言いませんが、でも
「ちょっとお調子に乗ってねぇか?」
 と思うトコロも少なくありません。
観客の反応、空気で役者がノる、ってのとは違っていて余計な部分、悪ノリが過ぎる部分、って
のが多く観られるのは、元が厳密に作られたTV版のスケッチを観ているからなのかも? と
思わないでもないんですけども… まぁ、それこそそのスケッチの台詞を全部暗記してるような
観客達が相手では、舞台での真剣勝負を望んでもしょうがないとも思いますけどね…

・そもそもこの公演、『モンティ・パイソン 人生狂騒曲 (1983)』の脚本書きに煮詰まったメンバー
の気分転換になされた公演(だから、これより前や後のオファーは断っているし、大盛況だった
にも関わらず追加公演無しだった)だそうですから、アレコレ言うのも野暮なのかもしれません。

・パイソンズのファンの方ならオススメ出来ます。が、TV版や映画版が好きな方には… っと。


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