ハンドルアップ
“スぺーサーからバーハンドルへ”
どうにも手首が痺れてハンドルアップスペーサーを着けたのは2002年のこと‥。
その時の“古傷の左手首に痺れるような痛みがはしって、最後はクラッチを握れなくなっちゃう‥”という事象は15mmのスペーサーで改善され、快適(?)なバイクライフが続いていました。
まぁ、子育てや仕事が忙しくなったりして、乗れる機会と1回辺りの距離が少なくなっていたこともありますが、VFRのライディングポジションに不満は無くなっていたわけです。
時は流れて、2009年‥。5回目の車検を前に逡巡すること暫し‥
5回目の車検と言うことは、VFRも満10歳‥。スクーターに突っ込まれてボテ転けした以外は転倒もなく、年式のワリには綺麗に乗ってると思うのだよなぁ‥。
特に不満もないし、乗り換えたいモデル(乗り換えられるだけのヘソクリ)もないし‥、このまま乗り続けたい・の・だぁ・が‥。今まで以上に教育費がズシンと来る時期を迎える(暫く続く)のに車検取ってい〜のか?
ん、なぁに? バイクが車検? お金? 何とかなるよ〜、車検取ればぁ〜
お、いいの? じゃ車検受けようかな‥。と、前々からしてみたいと思ってたハンドルアップ(セパハン→バーハン)って構造変更しなきゃイケナイ可能性があるから車検の時がいいんだけど‥。
いくらくらいかかるの?
んと、部品代で2万円くらい‥。
それくらいなら良いんじゃない?
ということで“ハンドルアップ”が決定しました!(ぱちぱちぱち)
バーハン化にあたっては、ハリケーンから出ているバーハンドルkitの(品番:HBK606A)がケーブルやホース類はすべてノーマルのままでOK、穴加工済。ポジションは60mmup/50mmbackというのが良さそうということで当たりをつけてあり、Webカタログをプリントアウトして“God Hand”店長のいるトライアンフ相模原へGo〜!

あ〜、たぶん構造変更(つーか記載事項変更ね‥)はしなくて大丈夫だと思いますよ。どうしますか? ご自分で(買って)着けてから来ますか? うちで(取り寄せて)着けますか?
まー自分で着けても良いんだけど、ここは車検とまとめてお願いしちゃおう‥ということで全部 お願いします。ということにした。
で、ノーマルとの比較〜
まずはノーマル(スペーサーは入ってるけど‥)とバーハンの比較写真。

撮影日と撮影ポジションが違うのでキッチリした比較はできないが、ノーマルに比べてバーハンの方がグリップエンドが上がって、レバー位置が上がっている(水平に近い)のが分かるだろうか。
カタログにある「ポジションは60ミリup/50ミリback」は、当然ながらハンドルアップスペーサーのないド・ノーマルからの数値であって、イメージ的には“ちょうどグリップ1個分上がって手前にくる”感じなのでしょう。
がっ、既にスペーサーが入っている状態からだと、あー、ハンドルが手前に来た感じはあるけどあんまり上がった感じはないなぁ‥というのが正直なところ。
これなら値段は倍だけど、同じハリケーンが出しているPOLICEバージョンの90ミリup/190ミリbackの方が良かったかなあ‥?と思ったりもしたのだが、スクリーンのカットが必要というのが‥なんだかなぁ〜なのだった。(笑)
で、取り付け部のアップ

トップブリッジの上にあるのがアンダーブラケットと言われるバーハンドル取り付けのための基部なのだが、ノーマルのセパハンの基部よりグッと薄いので なんだか“フォークを突き出させた”ような感じに見える。(笑)
納車時に“God Hand”店長が、「キットのままの取り付けだとブレーキとクラッチレバーがこれ以上下げられません。何でかというと‥」と言っていたクラッチ(ブレーキ)ホースとフォーク周りの干渉がお解り頂けるだろうか‥。
この状態でハンドルをフルロックしても“どこも当たり(接触)はしない”のだが、レバーがあまりにも水平すぎて何となく乗りにくい。
じゃ、レバー下げろよ!?
とアッサリ言われそうだが、そーは問屋が卸してくれないのである。というのはマスターシリンダーにある突起(バンジョーの回り止め)があってバンジョー(つまりはホース)の角度が変えられないのだ。
これを解消するには“オリーブ(OLIVE)というのか?をマスターシリンダーの基部に挟んで長いバンジョーボルトで突起をかわす”か“突起を金鋸で切っちゃう”しかないのだ。
“その気になれば”いつでもノーマルに戻せるというのがpapachiの好みなので、“突起をカット”よりも“オリーブ・ガスケット・バンジョーボルトを買う”のが良かろうか‥と、バイク用品屋の開店を待ってGo! したのだが、値段を見てビックリ!!
バンジョーボルト諸々がセットになった物が \2,625 するではあ〜りませんか! VFRの場合はクラッチも油圧なので2つ必要だし、それにブレーキフルードを買うことも考えると‥\7,000ほどの出費になります。
むぅ〜ん、ここは手持ちの金鋸で突起をカットだな‥と店を出ます‥。(爆)

中央部の明るいところにある銀色(アルミの地)が出ているところがお解り頂けるだろうか? これはブレーキ側で一方向(前側)にある大きめの突起を金鋸でカットしたあとである。
やり方は簡単。マスターシリンダーを固定している2本のボルトを緩めて(ホースは付けたまま)ハンドルから取り外し、金鋸でキコキコと突起を切っただけである。
最後まで切ろうとするとヤバイことになりかねないので(笑)、カットすべき厚さの3/4程まで刃が入ったらウォータープライヤー(掴む口寸法が変えられるペンチみたいの)で挟み、コリッと突起を折って出来上がり。
ホントは、ヤスリがけしてタッチアップ(補修塗装ね)したいところですが、バンジョーを外さずに作業しているので見送ります。(苦笑)
あとはフルードが漏れない程度にバンジョーボルトを緩めてポジション出しをして、ハンドル回りに干渉しないようにバンジョー(ホース)の角度を決めてバンジョーボルトをキッチリ締めたらOK!
一応、免責ね‥
@ バンジョーのところに使っているガスケット(ワッシャーみたいの)は基本的に再利用不可です。
A マスターシリンダーを万力なんかで固定せずにフリーで金鋸を当てるようになるので不慣れな人は失敗する可能性が
(かなり)あります。
B カットする際、マスターシリンダーをエッ!?という角度にするのでエア噛みする可能性があります。
C ブレーキフルードは塗装を痛めます。緩めたバンジョーボルトやマスターシリンダーの通気口から漏れて塗装を
痛める可能性があります。
D 廻り止めを切ってしまうわけですから、走行振動等でバンジョーが緩んで事故に繋がる可能性があります。
ま、ということでハンドルアップは無事終了し、満10歳のVFRにチョイと新鮮な気持ちで乗れるようになったのであります。(笑)
突起カット云々の作業をした結果、ブレーキとクラッチのレバー位置は自然な感じになり、バーハン化の本来の目的だった“ハンドルを近くして上半身の負担を減らす”というのも達成できた。
一方、バーハン化することによってポジションの変更範囲が拡がるのではないか?という期待はアッサリ裏切られた。密かにアンダーブラケットの下に今まで使っていたスペーサーをかませれば更にハンドルアップできるのではないか?と思っていたのだが‥アンダーブラケットを上げるとフルロック時にハンドルがカウルに干渉するような感じなので、このハンドルバーでは今の状態がベストな状態らしい‥。
ついでにハンドルバーを変えてグリップを更に手前に持ってこようとするとブレーキラインやスロットルワイヤーを変えなければならないようだ‥。
結局、今ノーマルで乗っている人がアップハンするには大きな変化を感じられるキットだが、スペーサーを使っている人にはチョット物足りないキットということになるだろうか‥。
でも、スクリーンをカットする気にはなれないのだなぁ‥
あとは・・・表紙へ戻るよ〜