LEAD君がやってきた!


2003.5.26



 スクーターを初めて所有したのは昭和61、2年ごろだったかなぁ〜?


 ← 写真はホンダコレクションホールで撮影

 最初のスクーターは、SFチックなデザインで水冷(7.2psだったかな?)のホンダBeetでした。(軽四輪はBeatですよね?)
 コイツは、当時お世話になっていたバイク屋さんに下取りで入ってきたのを「無整備現状渡し、名義変更も自分でやる。」という条件で4万円で購入。(実際はサービスでバイク屋さんが整備してくれてましたけど‥。)
 青空保管だったのか外観は(写真と同じ赤)少し色あせていましたが、前オーナーの手入れが良く元気いっぱいの走りと50ccとは思えない大柄な車体&外見の珍しさ(高くて売れなかった?)で注目の的がゴキゲンなスクーターでした。

 スピードメーターを見ると速度リミッターが装着され始めてからの発売だったのかな? →

 当時は、生まれた時から調子いい〜♪ と明石家さんまがCMで歌っていたスズキのHiが人気で、ホンダの主力スクーターはDJ−1になっていたと思います。

 この頃、原付のヘルメット着用義務化や二段階右折などの法律ができ、法定速度30Km/hの足枷とともに乗る回数が減り、「重い」という理由で親父&お袋も乗らないので「次は2種原付かぁ〜?」と下取りへ‥‥。

 今思えば「この時に手放さなければ良かったな〜!」とチョット後悔‥。


 次のスクーターは珍車(?!)ホンダDJ−1L(スイマセン写真はないッス)

 これは、50cc のDJ−1のエンジンを56ccにして「法定速度30Km/h&2段階右折を気にしなくていいですよ〜。」というのがウリのメーカー製ボアアップ車ってところでしょうか。(笑)
 今はクリアレンズが流行ですが、当時はスモークにするのが流行で、スタンダードのDJ−1のウィンカーレンズがオレンジだったのにコイツは(純正だから薄いけど)スモーク化されていました。

 DJ−1には、リヤキャリアが取っ手サイズ、サイレンサー風テールエンドマフラー、ライン状の大振りなステッカーが貼られた“R”もありましたが、コイツは黄色のナンバーと控えめに“L”の字が追加されたステッカーを見なければベーシックなDJ−1と見分けがつきませんでした。(Rはその後もマイナーチェンジを続けたようですが興味がなかったので分かりません。)
 友人も「Lを買う。」と言うので、彼は白(ステップボードとシートが赤)、私は黒(ステップボードとシートは淡いグレー)を買って「冠婚葬祭カラーだ!」などとアホなことを言って笑っていました。
 その後、淡いグレーのパーツを全て黒(スタンダード仕様の物)、ステッカー類とマフラーRの物に替えて“似非R仕様”にしたほか、ウェイトローラーやプーリー、キャブなどをイジってスクーターチューン(?)らしきことをした結果ノーマル75km/hの最高速が82〜83km/hくらいまで向上して良い教材(?)でした。

 乗り始めの頃は色々と面白いことがありました。

@ お巡りさんの勘違い
 車の流れに乗って(50〜60km/h)国道を走っていると、よくパトカーや白バイに停止を求められました。確かにナンバーを見ない限り普通のDJ−1ですから、原付=法定速度30km/h の常識に従ってスピード違反だ!となるんでしょうが、どっこいこちらは中速車(当時は50cc超〜250cc が中速車として法定速度50km/hだった。)ですから違反といっても数キロ程度。
 登録証明書で改造車でないことを確認すると、バツが悪そうに「コレ最近出たの?知らなかったよ〜。気をつけて走ってくださいね。」と言い残して去っていくのでした。(笑)
 同じ管内で10回近く停められたと思うので、署内での情報伝達ってどうなってんだ?と思ったものでした。

A 原付スクーター小僧の改造したの?
 街中を走っていると当時流行始めていたスクーターレースに出るような改造をしたスクーターに乗ったお兄ちゃんに「これRですよね?どうやって黄色ナンバーにしたんですか?」とか「どこのボアアップキット組んだんですか?」などと良く声をかけられました。
 「メーター見てみ、メーターはLでしょ。外装はRだけど、これはLなの。」(笑)

 通学に活躍した後‥どうやって持ってきたんだっけなぁ〜?ナンバーも変えずに乗り続け、独身私のゲタ→新婚ニョーボの通勤車→実家で親父のゲタ代わり→親父の知人にプレゼント という経過で、6年くらいは私の名義でありました。


 暫くブランクがあって、次に購入したのはLEAD90(ごめんなさいコレも写真はないッス)

 なぜか無性にスクーターが欲しくなり、「今度はタンデムできるスクーター買おうよ。」(DJ−1Lは乗車定員1名)とニョーボに持ちかけてバイク屋巡り。この頃の2種原スクーターは、ホンダLEAD90、ヤマハアクシス90、スズキアドレスV100だったかな? あ、そうそうKEIYUに台湾向け(?)のチョット変わったデザインのヤマハの90cc(アクシスかなぁ?)がありましたっけ‥。
 実車を見たニョーボの感想は「どれも大っきい!私には乗れない!」でした。それなら一番元気良く走るスクーターにしようかいな?と思いましたが、「タンデムするならシートがゆったりしているLEADがお奨めですよ。」という店員の薦めでLEADにすることに‥したけど、買ったのは違う店。(笑)

 ちょうど転勤で都内へ通勤することになり、純正オプションのリヤトランク付きのLEADは重宝でした。がっ!ご近所さんとバーベキュー、「アレは不人気車で盗まれないと思ったから買ったんですよ。」などとほざいた翌朝‥。
 「お父さん、お父さん、スクーター無いよ!」とニョーボに起こされ、平成を装いながら「うっそぉ〜?」などと駐輪場に行ってみると‥‥目が点、本当に無くなっています。ガックリしながら駅前の交番に盗難届を出しに行くと「ロックは?ハンドルロックだけ?じゃぁ、無くなっちゃうよ。」と盗まれる方が悪いと言わんばかりの応対。確かに最近ワイヤーロックをサボっていたな〜と反省してるのに、「出てくるかどうか分かんないよ〜。」と追い打ちをかけられ交番を後にしたのでした。

 それからひと月ほどしたある日、仕事を終えて家に帰ると「お父さん、○○交番から電話があってスクーター見つかったから電話くださいって!」
 早速、電話してみると警察署から内線扱いでしょうか?転送された先の交番に繋がりました。応対したお巡りさんは不機嫌そうな声で「○○町○番地の路上に放置してあります。早く取りに行かないとまた盗まれるかもしれませんよ。あぁ、引き取ったら○○交番の○○までまた電話ください。」と素っ気ない感じ。「番地だけ言われても分からないので近くの目標物とかを教えてください。」と聞くと「市内の地図くらい持ってないの?これからもいろいろあるだろうから買った方がいいよ。まだ、この時間なら本屋も開いてるでしょ。」
 ちょっとムッとしましたが一応「ありがとうございました。」と礼を言って電話を切り、早速ニョーボと車で出発、途中コンビニで地図を買って教えられた番地を探しながら走ります。
 「この辺かな?」「あ、あれじゃない?」見慣れたLEADが、とあるアパートの前に誰かが乗ってきてここに駐輪しました。ってな感じで停まっています。
 自分の所有物に間違いはないのですが、なんだか近づくのに抵抗があるのが不思議です。車のライトで損傷を確認するとフロントパネルとインナーパネルが割られ、キー穴には何かで激しく突いた跡。
 直結されてキーなんか無くてもかかるであろうとは思いましたがキーを挿し、キックするといとも簡単にエンジンがかかりました。ニョーボに先に行っていいよと手で合図してシートに座って我が家へと向かいます。オイルランプが点灯していて心なしかエンジンがガサついているのでオイルが切れても乗り回されていたのは間違いなさそうです。すぐにエンジンを止めてガソリンスタンドまで押して行き、やたら高くて見たこともない缶のオイルを買って燃料タンクとオイルタンクに注ぎ、ガソリンを満タンにしました。
 代金を支払う際の「盗まれたんですか?」店員の言葉がグサッと胸に刺さります。「えぇ、まぁ‥。」と曖昧に答えると、「ヘンな話ですけど綺麗な方ですよ‥。コケ傷もないし‥。」
 まだまだ話は続きそうだったけれど、そんな話を聞く気分じゃない‥‥。なるべく回転を上げないように走って家に着くと今度はワイヤーロックをシッカリとかけた。

 一応、交番に電話をした方が‥とニョーボに言われ、交番に電話すること数回。事件扱いで交番が出ない。というのが続いたあと、少しイラついた声で「いったい何の用ですか?」と聞かれ、「盗難にあったスクーターを引き取ったら電話をするよう言われたからしてるんです。」と声が荒くなる。
 「分かりました。連絡しておきますのでお名前とご住所を‥。」最初っからそう言えばいいじゃないか!
 住所氏名を告げると「じゃ、バイクも見つかったということで‥これでいいですよね‥。」あ〜、もうメンドくさい!! 「結構です!!」 電話を切っていました。

 後日、友人に事の顛末を話すと‥ お巡りの最後のセリフからすると犯人を捕まえていたのではないか? で、犯人は捕まえたのか? 捕まえているなら 告訴する(?)とか、損害賠償を請求するから犯人の住所氏名を教えろ! と言われるのが面倒だったのではないか(特に少年なら‥)? と言われました。
 万一、犯人が捕まっていたとしても お巡りに声をかけられて慌ててバイクを乗り捨てて逃げだそうとしたところを捕まえた。な〜んて大捕物ではなかったでしょう。(もしそうならスタンドの店員が言ってたようにコケ傷があってもいいハズ)
 せいぜい、不審に思ったお巡りが職務質問したら盗難車に乗っていた。とか、単にオイル切れで放置されているバイクの通報があった。くらいのものでしょう。
 その後、LEADは“使える物は使う”という前提でエンジンをO/Hしてもらい、割れた外装を交換して暫くのち、職場の同僚が修理費程度の代価で引き取ってくれました。


 さて、暗い話のあとに本題の“LEAD君がやってきた!”に入ります。
 えっ? 前フリが長すぎだ!って? そう言いながらここまで読んでくれたじゃないですか。(笑)

 90を手放してから4年ほどたち、その間にメインバイクが 250cc → 800cc になって大排気量の余裕とパワーに酔っていた私ですが、子供の成長に伴って生活の行動半径に“駐車場が無い(少ない)”とか“VFRでは行きたくない(乱雑な駐輪場で傷だらけにされそう)”とか“歩いて行くには遠いがVFRで行く距離じゃない(自転車は持ってない)”という目的地が増えてきていました。
 また、もともと田舎者で電車に慣れられない上に揺れる車内に30分も立っていると脚の古傷が痛んで普通に歩けないほどの痛みが走るので、仕事で都内へ行く時も渋滞覚悟で車で行かざるを得ません。(そこそこ身長があって一見丈夫そうに見えるので席を代わってなんて言えない‥‥。) それに、非常時とか短距離ならともかく、スーツで靴下やスネまで全開でVFRに乗るのにも抵抗があるし‥。(笑)
 雨天時なら、冷暖房完備、十分なパーソナルスペースでお気に入りのCDを聞きながら快適(?)に渋滞にハマっていられるものの、晴れた日にはろくに動きやしない快適スペースの左右をサッ!と駆け抜けて行くスクーター群を羨ましく思うようになっていました。

 「あ〜、スクーター欲しいなぁ〜。幼稚園って駐車場少ないから、行事とかの時スクーターあると便利だと思わない?」折を見てニョーボに切り出すとアッサリ「そ〜だね〜。」という返事。
 コレは脈アリか?と更に畳みかけようとしますが、子供の世話やらなにやらで会話が続かない。当然、家計を預かる主婦としては亭主が欲しいからといってスンナリOKを出せるわけがない。しかも相手が“思い立ったら吉日ダンナ”の私ならなおさらだ。(笑)
 こうなったら実力行使? まずは、家族で出かけた時に何気な〜い素振り(みえみえ)でバイク屋へ寄って子供たちに「お父さんちっちゃいバイク欲しいな〜? これならお母さんも乗れるからバイクでお使いとか行けるよ〜。」と洗脳作戦。続いて、中古車コーナーに目敏く候補のスクーターを見つけるとニョーボに「乗れるかどうか跨ってみな。」となかば強引に跨らせて車格とニョーボの反応をチェ〜ック!

 ニョーボには内緒だが予算の目処が立っている私にとって、予算では長寿アドレスV100がマッチ、悲しい思い出はあるもののホンダ好きとしてはLEAD100!とは思うものの‥。
 問題は我が家で唯一「怖〜い」と言ってVFRでタンデムしない幼稚園に通う末っ子。行事等で親子で降園の際に末っ子がタンデムしないならニョーボのスクーター利用価値はグーンと下がってしまう。バイクを増やすということは、自賠責やら任意保険やらと家計から支出してもらう費用も増えるということで、ニョーボが利用価値高し!とならなければ購入に踏み切れない。
 結果は、寄りかかれるリヤボックスがあれば乗ってもいい。車種はシートがおっきくてフワフワのLEADがいい。ということで、ニョーボに報告。ついでに購入資金の種明かしをし、済し崩し的に(?)購入に踏み切ったのだった。



色は、「スクーターって色は黒ってイメージがあるのよねぇ。」というニョーボの一言で黒に決まり!






そう言えばDJ−1L以降、ずーっと黒だ!!(笑)



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