ヤマトヒメハナカミキリ
Pidonia (Pidonia) yamato Hayashi et Mizuno,1953　

　　体　　長　　　　９．０　〜　１０．５ｍｍ

　　出現時期　　　　 ５　〜　６月

アジサイ類に訪花したヤマトヒメハナカミキリのオス
下伊那郡天龍村 2015.5.08（以下同じ）

　低山地で早春から出現する数の少ないヒメハナカミキリです。本州での分布域は東海以西の西日本ですが、長野県では伊那谷の南部で生息が確認されています。
　オスは上翅中央を縦に走る黒紋（Ｓ紋）が小楯板後方で消失すること、翅端手前の黒紋（ＬＰ紋）がＳ紋とつながり太い横帯状になること、また、雌雄ともに腹面が一様に黒色になることで類似種と区別できます。
　メス（未撮影）は上翅の黒色の面積が大きく別種のように見えます。寄主植物はまだ分かっていません。

腹面は全体が黒色

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