トラフホソバネカミキリ
Thranius variegatus variegatus Bates,1873
体 長 13.0 〜 25.5mm
出現時期 6 〜 8月
クワの葉裏に飛来したトラフホソバネカミキリ
飯田市 2014.7.14(以下同じ)
上翅は胸部を越えた付近から急に狭まり、翅端に向かって半分以上に隙間が生じるカミキリです。長野県では伊那谷や木曽谷の南部でわずかに生息が確認されていましたが、近年採集例が増えています。
昨年(2013年)、イッシキキモンカミキリの撮影をした飯田市を訪れました。現地に到着したのは午後3時過ぎ。大きく枝を広げたクワの大木の下に陣取って上を見上げていたところ、リンゴカミキリの仲間に似たシルエットの虫が飛来しました。
違和感を覚えながら葉に止まるのを待ってそっと近づいたところ、本種が静止していました。寄主植物はアカメガシワ、ハルニレ、ハリエンジュなどです。
側面から見た同じ個体
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