タキグチモモブトホソカミキリ
Cleomenes takiguchii Ohbayashi,1936 


  体  長    7.0 〜 12.5mm

  出現時期     6 〜 7月


クマノミズキに訪花したタキグチモモブトホソカミキリ
飯田市 2014.7.14(以下同じ)

 南アルプスにつづく飯田市の林道を散策していたところ、クマノミズキの低い花に見慣れないカミキリを発見しました。
 花上を歩く様子は比較的ゆっくりした感じです。しかし撮影するには高すぎて枝を手で引き寄せることもできません。この日は脚立を積んでいなかったため、車の屋根によじ登ってなんとか撮影したのが掲載した写真です。撮影画像を見ても種名が分からず、自宅に帰って図鑑と絵合わせし、ようやくタキグチモモブトホソカミキリと分かった次第です。
 全国的には本州から屋久島まで分布しますが、長野県では2004年7月下伊那郡天龍村での記録を皮切りに、伊那谷や木曽谷南部で採集例が増えています。寄主植物はカゴノキ、シロモジ、アカガシ、ケヤキなどが知られています。


同 上


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