スミイロハナカミキリ
Nivellia extensa yuzawai Shimomura et Toyoshima,1988 


  体  長    11 〜 16mm

  出現時期     7 〜 8月


ショウマ類に訪花したスミイロハナカミキリのオス
木曽郡王滝村(御嶽山麓) 2024.7.21(以下同じ)

 体は光沢のない黒色、前胸背板の中央が縦に幅広くへこむ特徴を持つハナカミキリです。シナノスミイロハナカミキリとも呼ばれ、北海道には別の亜種エゾスミイロハナカミキリが棲息しています。
 北アルプス、南アルプス、木曽御嶽山など中部山岳地域に限り記録のある種ですが、最近の記録は長野県内に限られ、長野県版レッドリスト(2015年版)では絶滅危惧T類に指定されています。亜高山帯から高山帯の常緑針葉樹を寄主植物にしていると考えられています。


側面から


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