シロスジカミキリ
Batocera lineolata Chevrolat,1852 


  体  長    40 〜 55mm

  出現時期     6 〜 9月


クヌギに産卵中のシロスジカミキリのメス
安曇野市 2007.8.03

 コナラやクヌギの幹や枝で見られる雑木林を代表するカミキリです。
 成虫になるまでに4年ほどかかり、幼虫はクヌギやクリなどのブナ科、ヤナギ類などの生木に穿孔するため樹勢を著しく弱めます。そのため寄生木は強風などで倒れることもありますが、雑木林の新陳代謝をすすめるメリットもあるようです。
 活動の中心は夜間で、雑木林を見て回ると交尾や産卵している様子を観察することができます。


かみ傷をつけた場所に産卵するメス
安曇野市 2007.8.03

 
土場のクヌギ材で羽脱した個体とその脱出孔
安曇野市 2008.6.21


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