シラフヒゲナガカミキリ
Monochamus (Monochamus) nitens (Bates,1884) 


  体  長    19 〜 28mm

  出現時期     7 〜 9月


トウヒの倒木上を歩行するシラフヒゲナガカミキリのメス
伊那市(南アルプス) 2012.7.25

 長野県では亜高山帯針葉樹林に広く生息する種で、日中からよく活動します。コメツガやモミ、トウヒなど針葉樹の衰弱木や枯死したばかりの倒木で見ることが多く、人の気配を察知するとすぐに落下します。
 下の写真のように、苔がびっしりついた樹幹にいると上翅の斑紋が背景に溶け込み、遠くからでは存在に気がつかないことがあります。
 寄主植物はモミ、トウヒ、カラマツなどです。


コメツガの樹幹で交尾姿勢をとるペア
松本市(北アルプス) 2007.8.08


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