シラホシカミキリ
Glenea (Glenea) relicta relicta Pascoe,1868 


  体  長    7 〜 13mm

  出現時期    6 〜 8月


土場の古い材に飛来したシラホシカミキリ
松本市 2006.7.08

 長野県では数の多い種で、土場や広葉樹の倒木上で普通に見られるカミキリです。成虫はハルニレ、オニグルミ、ヌルデなどの生葉を後食します。
 土場の観察では、午後になると周辺にあるオニグルミやヌルデの木から材に飛来する個体が増えはじめ、3時以降になるとメスの産卵が多く観察されます。
 下の写真は夕方5時頃、太い広葉樹材に飛来したメスが樹皮の裂け目に念入りにかみ傷を入れ、反転してその部位に産卵しているところです。各種広葉樹とマツ科を寄主植物にしています。

 
樹皮の裂け目にかみ傷を入れ(左)、反転して産卵するメス
松本市 2006.7.04


一覧に戻る