シラハタリンゴカミキリ
Oberea (Oberea) shirahatai Ohbayashi,1956 


  体  長    12.9 〜 19.1mm

  出現時期     5 〜 7月


スイカズラに飛来したシラハタリンゴカミキリ
松本市 2009.6.02(以下同じ)

 長野県ではスイカズラを寄主植物にする種で、近縁のニセリンゴカミキリと酷似しています。
 捕らえなくては識別が困難で、腹端(第5節腹板)がオスでは半分弱が黒色で先端付近が浅い弧状に窪むこと、メスでは半分弱が三角形に黒色(ニセリンゴは雌雄ともに基部を除き黒色)になることで区別できます。 写真の個体は、平地の河川敷に自生しているスイカズラで発生していたものです。
 ニセリンゴは愛知県以西、本種は静岡県以北に分布していますが、長野県では両種が生息しており、今後長野県での分布域の詳細を調べてみる必要がありそうです。


背面から


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