ラミーカミキリ
Paraglenea fortunei (Saunders,1853) 


  体  長    10 〜 15mm

  出現時期     6 〜 8月


カラムシの葉裏で静止するラミーカミキリ
木曽郡大桑村 2006.8.13

 ブルーと黒の対比が美しいカミキリですが、中国からの移入種と考えられています。
 ラミーとは天然植物繊維の原料となる植物のことで、これを食害するため名前の由来になったようです。
 長野県では南部の伊那谷や木曽谷から次第に北へ分布を拡げ、2012年には塩尻市のムクゲで、2024年には安曇野市のネムノキで確認されています。
 この写真を撮った大桑村では河原にあるカラムシの群落に相当数が生息し、近づくとすぐに飛び立ってしまい撮影には苦労させられました。この俊敏で旺盛な飛翔力が分布を拡大する原動力になっているのかもしれません。

  

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