オオホソコバネカミキリ
Necydalis(Necydalis)solida Bates,1884 


  体  長    18 〜 25mm

  出現時期     7 〜 8月


ブナの立枯木に産卵するオオホソコバネカミキリのメス
下高井郡木島平村 2018.7.25(次も同じ)

 長野県産のホソコバネカミキリ亜科の中では比較的見る機会の多いカミキリです。
 寄主植物はブナ、ミズナラ、ダケカンバなどですが、特にブナを好むようです。
 この仲間は鞘翅が短く、形態もハチ類によく似ていて、つかまえると尾端を曲げ刺すような仕草をします。
 長野県北部のブナ林では倒木や立枯木によく飛来します。ブナ立枯木の観察では暑い日中には飛来数が少なく、午後4時過ぎに4,5頭が集中して飛来し、薄暗くなるまで活動していました。


同じ木に飛来した細身のオス


背面から(メス)
下高井郡木島平村 2013.8.19


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