ネジロカミキリ
Pogonocherus seminiveus Bates,1873
体 長 6 〜 8mm
出現時期 3 〜 12月
タラノキ衰弱木で交尾するネジロカミキリのペア
東筑摩郡生坂村 2016.3.08(下2枚同じ)
早春から初冬にかけ長期間にわたって見られるカミキリです。春の遅い長野県でも3月中旬にはタラノキやハリギリなどの寄生木に集まってきます。上翅の白斑は枯れたタラノキに着生する菌類と紛らわしく、また生木に静止していると鳥の糞のようにも見えます。
タラノキの観察では、枯死して1〜2年ほどの立枯木や部分枯死した木に集中する傾向があり、1本の木に10頭以上が集まっていることもあります。
この時期は最低気温が氷点下になる日も多く、寒いとただじっと静止しているだけですが、気温が上昇する日中には盛んに交尾行動が観察されます。
同 上
タラノキに巻きついた蔓上を歩く
静止姿勢(触覚は腹部に抱き込むようにしている)
東筑摩郡生坂村 2016.3.12
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