ナカジロサビカミキリ
Pterolophia (Ale) jugosa jugosa (Bates,1973)  


  体  長    6.5 〜 10mm

  出現時期     5 〜 12月


フジの枯れ蔓で静止するナカジロサビカミキリ
大町市 2006.10.14(以下同じ)

 サビカミキリ属の中では最も遅くまで見られる種で、写真の個体も10月中旬に撮ったものです。12月に記録されたこともあり、また落葉の下で発見されるなど、成虫で越冬する個体もあるのではないかと考えられています。
 クルミ類の枯れ枝やフジの枯れ蔓などで見られ、低山地から山地帯にかけ極めて普通に見られます。
 サビカミキリ属各種の顔はどれもよく似ていますが、本種の顔も小動物を想わせるような風貌で、とても穏やかな顔つきをしています。各種広葉樹を寄主植物にしています。


正面から


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