ムネモンヤツボシカミキリ
Saperda (Lopezcolonia) tetrastigma Bates,1879
体 長 11 〜 15mm
出現時期 6 〜 8月
サルナシの葉裏で静止するムネモンヤツボシカミキリのメス
北安曇郡小谷村 2013.6.09(以下同じ)
サルナシやツルアジサイなどを寄主植物にする美麗種です。
小谷村の林道を歩いていたところ、赤いような黄色いような虫が目の前を横切り、地上付近まで垂れ下がったサルナシの中に消えていきます。そっと蔓に近づき目を凝らすと、鮮やかな黄色が目に飛び込んできました。
葉裏に静止していたのは、羽脱して間もないと思われる本種のメス。写真を撮り始めると葉から蔓へと移り、ゆっくり登りはじめます。そして水平になった葉の縁から飛び立ちました。
その時撮ったものが下2枚目の写真ですが、中胸から腹端近くまでの背面が橙色であることをはじめて知りました。飛翔中赤っぽく感じたのは、このためだったようです。
サルナシの蔓を登る同じ個体
中胸から腹端近くまでの背面は橙色
一覧に戻る
|