ムネアカメダカカミキリ
Stenhomalus incongruus muneaka Hayashi,1981 


  体  長    4.5 〜 7.0mm

  出現時期     6 〜 7月


エノキの枯れ枝を歩くムネアカメダカカミキリのオス
上田市 2018.6.14(以下同じ)

 名前のように前胸が橙色をしたメダカカミキリです。
 長野県では1975年6月、新潟県境の小谷村で発見され、長野県版レッドリスト(2015年版)では絶滅危惧T類に指定されています。
 本種は小さいうえ訪花することもなく、目視で発見することは半ば諦めていましたが、エノキの細い下枯れ枝を見回っていたところ、歩行している1頭を発見することができました。
 まだ木くずが体に付着していることから、この枯れ枝から羽化脱出したばかりの個体に運よく巡り合ったようです。寄主植物はエゾエノキとケヤキが知られていますが、この産地ではエノキをホストにしています。


触角をクリーニング


枯れ枝の下面に静止する


一覧に戻る