モモブトハナカミキリ
Oedecnema gebleri (Ganglbauer,1899) 


  体  長    11 〜 17mm

  出現時期     6 〜 8月


ショウマ類に訪花したモモブトハナカミキリのメス
木曽郡木曽町 2013.7.02(以下同じ)

 写真の個体はメスですが、オス(未撮影)は後肢腿節が強く膨らみ名前の由来になっています。
 北方系の種で長野県では稀なカミキリですが、御嶽山麓を歩いていたところ、日陰にあるトリアシショウマに訪花し、ひっそりと採食していました。明るい黄褐色の地に大小の黒紋をちりばめた姿が鮮烈です。
 寄主植物についてはまだ解明されていませんが、大陸では各種針葉樹、落葉樹の枯死木の根に幼虫が食入しているようです。


飛び立つ同じ個体


一覧に戻る