クスベニカミキリ
Pyrestes nipponicus Hayashi,1987 


  体  長    14.5 〜 19mm

  出現時期     6 〜 9月


ノリウツギに飛来するクスベニカミキリ
松本市 2006.8.07(以下同じ)

 アブラチャンなど主にクスノキ科の樹木を寄主植物にする種で、長野県では比較的普通に見られるカミキリです。
 このカミキリの特徴は、何と言ってもその飛翔の軽やかさにあります。下の写真のように上翅を跳ね上げずに飛ぶため、ハナムグリのようにきびきびした飛び方をします。
 松本市の多産地ではノリウツギの花が満開になると、次々と多くの個体が集まり、採食、交尾が観察されます。


上翅を上げずに飛翔することができる


ノリウツギの花上で交尾するペア


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