クロトラカミキリ
Chlorophorus diadema inhirsutus Matsushita,1934
体 長 9 〜 14mm
出現時期 7 〜 8月
土場の広葉樹材に飛来したクロトラカミキリ
松本市 2014.8.02
エグリトラカミキリより遅れて発生し、松本地方での本格的な出現は7月に入ってからです。エグリトラに比べるとずっと少ないカミキリです。
エグリトラとの有力な識別点は、翅端の外角がトゲ状に尖らないことですが、野外でこれを確認するのは難しく、確実ではありませんが前胸の黒い紋がはっきりして大きいこと、上翅基部の下にある「J」模様が肩の紋までつながることで見分けることができます。
このカミキリには長寿にまつわる記録があり、福井県内の民家の梁に使われていた乾燥したアカマツ材から出てきた個体は、45年の歳月をかけて成虫になったようです。各種の広葉樹、針葉樹を寄主植物にしています。
コクサギの葉上で静止する
松本市 2009.7.18
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