クロサワヘリグロハナカミキリ
Eustrangalis anticereductus Hayashi,1958 


  体  長    12 〜 15mm

  出現時期     6 〜 7月


クマノミズキに訪花したクロサワヘリグロハナカミキリ
下伊那郡大鹿村 2009.7 .20(以下同じ)

 主な寄主植物はキハダですが、長野県伊那地方ではニセアカシアにも寄生しています。
 有名産地は採集者が多いため、南アルプスに続く林道に出掛けてみることにしました。この日は晴天でクマノミズキの花が満開状態です。
 他の昆虫がたくさん集まっている好条件のクマノミズキを探し、3時間以上待ちますが全く姿を現しません。そろそろ諦めかけた午後1時過ぎ、突然赤い虫が飛来しました。飛形から明らかに本種だと確信しました。
 飛んでいると鮮やかな赤に見えます。カエデノヘリグロハナに比べるとより繊細な印象のカミキリです。  


同 上


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