クリサビカミキリ
Pterolophia (Pterolophia) castaneivora Ohbayashi et Hayashi,1962 


  体  長     6.5 〜 9mm

  出現時期      5 〜 7月


クリの枯れ枝の樹皮を囓るクリサビカミキリ
上伊那郡中川村 2012.7.22

 アトジロサビカミキリに酷似する種で、長野県では局地的に生息しているカミキリです。
 両種とも上翅後方に黄白色または灰白色の横帯がありますが、横帯の前方と後方の色合いがほぼ同色(アトジロサビの後方は前方より淡色になる場合が多い)、翅端外角が丸い(アトジロサビは尖る)ことで区別できます。
 写真はかなり古びた黒味の強い個体で、アトジロサビカミキリと思って撮影していましたが、撮影後捕獲し、翅端が丸いことを確認し本種と判断しました。クリ、ミズナラなど主にブナ科を寄主植物にしています。


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