クリイロシラホシカミキリ
Nanohammus rufescens Bates,1884 


  体  長    5.5 〜 9mm

  出現時期     6 〜 8月


菌類が着生するミズナラの樹皮を齧るクリイロシラホシカミキリのメス
北安曇郡白馬村 2020.6.29(以下同じ)

  なかなかシックな装いのカミキリです。成虫はミズナラやトチノキ、クリの樹幹部で見られることが多く、メスは幹の厚くなった樹皮に産卵します。
  ミズナラの大木での観察では、樹皮の隙間から現れたメスは菌類が着生する部位を選んで後食をしていました。産卵行動は観察できませんでしたが、幼虫も菌類から栄養摂取しているものと考えられます。オスは触角第3節が棍棒状に肥大します。


菌類を齧る同じ個体


同 上


オスは触角の第3節が棍棒状に肥大する
安曇野市 2008.7.21


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