クモノスモンサビカミキリ
Graphidessa venata venata Bates,1884
体 長 6 〜 9mm
出現時期 5 〜 10月
ミズキの伐採枝下面に静止する3頭のクモノスモンサビカミキリ
伊那市 2017.9.22
名前のように翅端付近に「くもの巣」の紋様をまとった粋なデザインのカミキリです。
是非出会ってみたいカミキリのひとつで、ミズキの枯れ枝で採集されることが多いと聞いていたので、伐採木や下枯れ枝があると一応探してみるのが習慣になっていました。
夢が叶ったのは9月中旬、コブヤハズカミキリ類を探して南アルプス山麓を歩いていたときのことです。枯れ枝のたくさんあるミズキの下枝を見回していたところ、小枝の上になにやら虫らしいものが。
カメラを向けてクローズアップすると、そこには憧れのカミキリの姿がゆらめいていました。
それ以降南アルプス山麓で何度か本種に出会っていますが、条件のよいミズキの倒木や伐採枝があると、同時に多数を見ることがあります。各種広葉樹に寄生し、発生時期は5月から10月までの長期間にわたります。
秋季は同じ枯れ枝に数頭が集まっていることが多い
伊那市 2013.9.19
交尾中のペア
下伊那郡大鹿村(南アルプス山麓) 2012.6.04
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