クビジロカミキリ
Xylariopsis mimica Bates,1884 


  体  長    10 〜 14mm

  出現時期     5 〜 11月


ツルウメモドキの葉陰で静止するクビジロカミキリ
松本市 2017.11.05

 前胸は白っぽいベージュ色、翅端付近に白帯をまとった特徴のある紋様を持つカミキリです。
 11月上旬、ツルウメモドキの葉陰で発見した個体は日中全く動く気配がなく、日没を待って観察することにしました。
 あたりが暗くなると、それまで体軸に対し直角に開いていた触角を前方へ突き出し、ゆっくり動きはじめました。動作は緩慢、つる上を数センチから最大25センチほどを移動しては、また静止することを繰り返しています。少なくともこの時季の活動の中心は夜間のようです。
 寄主植物はツルウメモドキのほかウリハダカエデ、フジ、カラスウリなどが知られています。


日没後、つるを登りはじめる
松本市 2017.11.07(以下同じ)


樹皮を齧る同じ個体

 


後食痕


一覧に戻る