コバネカミキリ
Psephactus remiger remiger Harold, 1879 


  体  長    12 〜 30mm

  出現時期     7 〜 9月


ブナの立枯木で他の甲虫の脱出孔に産卵するコバネカミキリのメス
下水内郡栄村 2018.7.27(次も同じ)

 長野県北部のブナ林では、樹皮が剥げ落ちた古い立枯木や倒木上で見かけるカミキリです。
 活動時間帯は主に夜間ですが、7月下旬の観察では、まだ明るい午後4時半頃には雌雄がブナの立枯れに集まりはじめ、産卵や交尾行動が見られました。
 名前のように上翅が短く、オスは翅端部が黒ずむほか褐色、メスは一様に黒褐色です。


交尾を迫るオス(後ろ)を引きずりながら産卵場所を探すメス


オスの上翅は翅端部を除き褐色
下水内郡栄村 2012.8.21


一覧に戻る