キジマトラカミキリ
Xylotrechus (Xylotrechus) zebratus Matsushita,1938 


  体  長    10 〜 15mm

  出現時期     7 〜 9月


コメツガの樹幹で交尾するペア
松本市(北アルプス) 2014.8.21(以下同じ)

 ニイジマトラカミキリによく似ていますが、前胸背板は横長で大きく、また中央の黄帯がない(ニイジマトラはある)ことや、4本ある上翅黄帯の最後の帯が翅端部から離れる(ニイジマトラは翅端部付近にある)ことで区別できます。
 長野県ではかつては多産しましたが、近年減少が著しいカミキリです。ニイジマトラカミキリが主に広葉樹を寄主植物にするのに対し、本種はツガやコメツガの衰弱木、新しい伐採木や倒木に集まります。


左:メス 右:オス


樹皮の隙間に産卵するメス


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