キボシチビカミキリ
Sybra (Sybra) flavomaculata Breuning,1939
体 長 7 〜 11mm
出現時期 5 〜 9月
アカマツの倒木で静止するキボシチビカミキリ
安曇野市 2015.6.20(次も同じ)
上翅が白色、淡黄色、褐色の微毛に覆われた小型の美しいカミキリです。淡黄色の部分は羽化後次第に白くなるようです。
寄主植物はアカマツやモミですが、小さいうえ上翅の斑紋が隠蔽模様になり、また日中は高い枝にいると思われるため、野外で発見するのが難しいカミキリです。
松本地方では今(2017年現在)松枯れが猛威を振るっています。枯死したり衰弱したアカマツが山地に大量に残され、積雪や風雨によって倒れた木や落ち枝で皮肉にも本種を見かける機会が増えています。
今後アカマツの減少に伴い、本種をはじめアカマツ由来の昆虫の行く末が懸念されます。
背面から
細枝上を歩行する
松本市 2017.7.22
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