キベリクロヒメハナカミキリ
Pidonia (Pidonia) discoidalis Pic,1901 


  体  長    8.5 〜 11.5mm

  出現時期     5 〜 7月


シデ類?の伐採木に飛来したキベリクロヒメハナカミキリのメス
松本市(北アルプス山麓) 2008.6.10

 ブナ帯上部まで生息する種で、個体変異が大きく長野県では前胸が黒色、赤色のものが見られます。比較的数の少ないヒメハナカミキリです。
 北アルプス山麓のいつもの土場を訪れたところ、シデ類(?)の太い材の上に見慣れないカミキリがいました。ヒメハナカミキリが土場の、しかもこんな太い材にいることなど想像もしていなかったので、こんなカミキリっていたかなあ、としばらく考え込んでしまったほどです。
 産卵は確認できませんでしたが、本種の知られざる一面を垣間見た気がしました。ハリギリを寄主植物にすることが知られています。


タニウツギの葉上で静止するオス
北安曇郡小谷村 2011.6.09


前胸が黒色のメス
松本市(北アルプス) 2008.7.20


前胸が赤色のメス
上水内郡信濃町(黒姫山麓) 2010.6.04


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