カノコサビカミキリ
Apomecyna naevia naevia Bates,1873 


  体  長     5.0 〜 9.5mm

  出現時期      6 〜 9月


カラスウリの蔓上を歩行するカノコサビカミキリ
長野市 2012.8.27

 暖地では普通種ですが、長野県では近年になって長野盆地で生息が確認されたカミキリです。
 長野県での生息実態はよく分かっていませんが、寄主植物のカラスウリ(キカラスウリでの採集例も県外であるようです。)がもともと少ないうえ、猛威を振るっているアレチウリと一緒に刈り取られることが多く、生息環境は決して安定したものではないようです。
 7月下旬、カラスウリの花の時期に本種を探してみましたが全く発見できず、1ヶ月後に再度同地を訪れたところ1頭を蔓上で見ることができました。個体数は少ないようです。
 長野県に進入した経路は今のところ不明ですが、今後の動向を注視したいものです。


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