カクムネヒメハナカミキリ
Pidonia (pidonia) orientalis Matsushita,1933 


  体  長    7.5 〜 11mm

  出現時期     6 〜 8月


セリ科の花で採食するカクムネヒメハナカミキリ
松本市(北アルプス) 2008.8.10

 ブービエヒメハナカミキリに極めてよく似たヒメハナカミキリです。
 写真だけでは識別が困難ですが、写真のメス個体は上翅の後方側縁にある紋が翅端にいくに従って徐々に細くなること、全体に細い印象であることで判断しました。
 ブービエヒメハナに比べると非常に少ない種で、1500m以上の亜高山帯針葉樹林に限って生息します。暗い環境を好み、日陰に咲くセリ科植物などの花上で見られます。寄主植物はダケカンバやナナカマドなどです。    


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