イヨヒメハナカミキリ
Pidonia (Cryptopidonia) hylophila hylophila Kuboki,1977
体 長 7.0 〜 10.0mm
出現時期 6 〜 8月
ショウマ類に飛来したイヨヒメハナカミキリのメス
松本市(北アルプス) 2011.7.14
全国的には紀伊半島や四国が主な生息域ですが、長野県では北アルプスの一部、御嶽山で孤立的に分布する数の少ないヒメハナカミキリです。
主に標高1500m以上の針葉樹林帯に現れ、同所的に生息するヨコモンヒメハナカミキリに非常によく似ています。
メス(オスはまだ同定に自信がありません。)は、上翅中央両脇にある楕円形の黒紋(Lm紋)が大きく丸みが強いこと、それを取り囲む黄褐色部がより白いことである程度区別できます。また上翅をルーペで見ると、ヨコモンヒメハナより毛が疎らに生え、点刻も粗いことが分かります。寄生植物はまだ解明されていません。
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