イワワキセダカコブヤハズカミキリ
Parechthistatus gibber shibatai Miyake,1980 


  体  長    10.5 〜 18mm

  出現時期     5 〜 10月


シデ類の立ち枯れで静止するイワワキセダカコブヤハズカミキリ
飯田市 2008.9.06(以下同じ)

 長野県では南アルプス南部に分布しています。上翅の後半部がコブ状になり、その後方が強くくぼむ特異な形態をしたカミキリです。他のコブヤハズカミキリ類と同様、成虫で越冬します。
 9月上旬、訪れる場所は最近ヤマビルが多いという情報があったため、長靴、雨合羽のスタイルで林内に入ります。道の脇にある茶色に色付いた草本の葉やササに引っ掛かった枯葉をひとつひとつチェックしながら登っていきます。
 200mほど高度を上げても全く姿がありません。しばらく進むと沢沿いに1本のシデ類の立ち枯れが目に入りました。じっと目を凝らすといました、イワワキセダカコブヤハズのオスのようです。盛り上がったコブが何ともいえない趣を醸し出しています。
 帰路、もう1頭をミズナラの枯葉で発見し、鼻歌まじりで車に到着しました。心地よい疲れを感じながらカメラバックを降ろすと、なんとバックの上を1匹のヤマビルが寸を刻んでいたのです。もう10分遅かったら間違いなく悲惨な展開になったに違いありません。


ササに引っ掛かったミズナラの枯葉にいた個体


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