イガブチヒゲハナカミキリ
Stictoleptura (Stictoleptura) igai (Tamanuki,1942)
体 長 18 〜 25mm
出現時期 7 〜 8月
リョウブに訪花したイガブチヒゲハナカミキリのメス
大町市 2011.8.11(以下同じ)
触覚が黒と黄白色のだんだら模様になるなど、ブチヒゲハナカミキリとよく似たハナカミキリです。
メスは、写真のように前胸の色が上翅と同じ赤褐色であるため容易に見分けられますが、オスはブチヒゲハナカミキリの雌雄と同じ黒色で、野外で区別することは困難です。
オスは捕らえて後肢腿節を見ると、湾曲して内側が扁平になること、また、前胸が毛深い(ブチヒゲハナはほとんど無毛)ことで区別できるようです。(私はまだ本種のオスを見たことがありません。)
松本地方では稀なカミキリで、ウラジロモミ、トウヒ、サワラなどの生木の空洞などの枯死部に寄生することが分かっています。
飛び立つ同じ個体
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