イボタサビカミキリ
Sophronica obrioides (Bates,1873) 


  体  長    5.0 〜 8.5mm

  出現時期     7 〜 8月


捕獲後テイカカズラの枯れ蔓に移し撮影したイボタサビカミキリ
下伊那郡天龍村 2016.7.07(以下同じ)

 全身に長い白色毛を密生させる小型のカミキリです。房総半島以西に分布する南方系の種ですが、伊那谷の最南部で生息が確認されました。
 伊那・木曽地域のカミキリ相に詳しいNY氏から発生が確実だとの情報をいただき、発生初期の7月上旬天龍村を訪れました。
 蔓性のテイカカズラの衰弱部に幼虫が寄生するため、枯れ蔓の多いものを探しますが、多くは高所にあり、スイーピング(捕虫網で花や葉などを掬う採集方法)で捕獲を試みました。
 2頭を捕獲するに留まりましたが、長い立毛に覆われた身体が印象的なカミキリです。


側面から


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